販売を通した丹波の魅力発信 中島大祥堂 丹波本店

大正元年より100年以上続く老舗のお菓子屋さん、中島大祥堂。

大阪の八尾に本社があり、都市部の百貨店などでの催事にも頻繁に出店しているので、名前をご存知の方も多いのではないでしょうか。

 

2015年の4月に初となる常設の店舗“中島大祥堂 丹波本店”をオープンしました。

カフェの方では本格的な薪窯で焼いたピッツァやお店で手作りしているスイーツ、こだわりのコーヒーなどが楽しめ、物販スペースではケーキや焼き菓子の販売をしています。今回は主にここで販売員をしていただく方を募集します。

 

 

丹波市で一番大きな駅、柏原駅より閑静な住宅街を10分ほど歩いたところにある丹波本店。

柏原高校や県民局、比較的新しい住宅などが立ち並ぶこの地域で、茅葺き屋根の建物が目を惹きます。

 

この建物は、かつて同じ柏原町内に建っていたものを移築されました。もともとは、江戸時代から続く織田藩の家臣とその家族の住居として建てられた茅葺きの古民家だったそうです。

 

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太い梁とか柱とか、150年前の建築資材がきれいに保管されていたので、それを使わせていただこうということになりました。地元の方がちゃんととっておいてくれたおかげです。

 

こう語るのは店長の田儀さん。

ご自身も丹波本店の立ち上げをきっかけに、西宮から丹波に移住して来られました。

 

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中島大祥堂に入社してからは、フランチャイズであるTULLY’S COFFEEで店長をしていましたが、3年半くらいでお店をたたむことになりました。そのとき、またお店に立ちたいという思いがあり、退職して他の飲食店を探すか、もしくはいずれ小売店をやりたいという社長の言葉を信じて本社に残るか迷った結果、残ることに決めました。その後本社で5年ほど働いたときに丹波本店の話が具体的になり、やはりお店に立ちたいという気持ちが強かったので、自分で手をあげてこちらへ来させてもらいました。

 

でも、オープンする前の年のゴールデンウィークに、下見にきたときは不安を覚えたそうです。

 

ゴールデンウィークならどこも人が多いと思って、今お店がある場所を見に来たら、だーれも人が歩いてなかったんです、ゴールデンウィークやのに。そのときは、やばい、これ選択間違ったかもしらんって思いましたね(笑)

 

そんな心配をよそに、翌年のオープン直後のゴールデンウィークには、お店の外まで行列ができるほどの大盛況でした。2年目である今年のゴールデンウィークは、去年よりさらに多くのお客様にお越しいただいたそうです。

 

最近だと、大阪とか神戸の百貨店の催事に積極的に出店しているので、そこで知って実際にお店に行ってみたいと思って来ましたっていう方が観光がてら来てくださったりということも多いです。

 

オープンして1 年半が経って、リピーターの方やそういった方の紹介で来たという声もよく聞きますし、常連さんも増えてきています。でもやっぱりもっと地元の方に来ていただきたいという思いがあって、スタッフもほとんどが丹波市内に住んでいるので、どうしたらもっと知ってもらえるかと試行錯誤しているところです。

 

 

そういったもっと地元に溶け込みたいという思いもあって、お店の営業だけでなく、この場所を使って「子どもピッツァ教室」や「子どもスイーツ教室」、「バリスタ店長のコーヒー教室」などの体験や、自社の栗園で栗拾いをしたあとお店で栗づくしのお料理を食べるイベントなども定期的に実施されています。

 

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お店のちょっとゆっくりしてる時間とかを使いながら、もっとお客様に身近に感じてもらってお店に興味を持ってもらえたり、こだわりもいっしょに伝えられるような場にしたいなという思いでやってます。

 

 

そもそもどうして大阪の会社が丹波に本店をつくることになったかというと、15年前に山南町に丹波工場を建てたのが始まりでした。焼き菓子の工場を新しくつくろうということになり、全国で場所を探していて、最終的に丹波市を選ばれたそうです。

 

丹波市を選んだのは、現会長の先見の明というか、食材や環境に惚れ込んでという感じですかね。丹波は丹波栗や大納言小豆、黒豆などがあって、昔からすごく貴重で価値のある食材の宝庫やからっていうことで。そこで地元の方たちに働いていただいてずっとやってきていて、店舗を持とうとなったときにまちづくり柏原の方とのご縁があって、柏原町のこの場所を紹介していただきました。

 

自社栗園1

 

ちょうど8年前くらいには自社の栗園も作ったんです。それも育ってきて、去年初めて植えた栗を収穫してお菓子に使っています。ずっと会社として、自分たちの作った商品をお客様に直接食べて欲しいっていう思いも持っていました。

 

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実は丹波って栗や黒豆、小豆だけじゃなくって、ほかにもすごくいいものがいっぱいあるんですよね。けど地元の方々だからこそあまり魅力に気づいていないこともあると思うんです。

 

丹波本店は、自社の商品を売ることを通じて、食材や職人さんなど丹波のいいものを発信していくための旗艦店だと思っています。例えば今後ほかの場所に2号店を出すことになったとしても、ここと同じようことはできないと思うんです。だから、その2号店で中島大祥堂や丹波について知って、本店に興味を持って来てもらえるような流れを作りたいし、そうやって来てもらっても恥ずかしくないようなクオリティのものをここでは提供したいと思っています。だから、この丹波本店っていうのは中島大祥堂にとってすごく重要なんです。

 

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そう語るように、お店のインテリアや食器、食材ひとつとってみても、丹波でお店をすることの意味をとても大事にされていることが伝わってきます。

 

例えばお店のこの机と椅子は、山南町で活動されている小島さんに作っていただいたものです。イギリスで伝統的なウィンザーチェアーの修行をされて、それに和のテイストを加えて自分で作られてるんですけど、お店の雰囲気にすごく合ってるし、座り心地もいいと、すごくお客様の評判がよくて、欲しいとおっしゃる方もいたりします。

 

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コーヒーカップやお皿も山南町の閑心窯の大杉さんという方に焼いていただいています。すごく真摯に作られていて、人柄も面白くて、こういう伝統的なものをずっと作ってはる方も丹波にいるけど、実際このカップいいねって丹波の方が言ったりする。そういうのをうまく伝えていけたらいいなと思ってます。

 

 

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ピッツァのトッピングの食材やお菓子に使ってる黒豆や小豆なども、吉竹さんという柏原の農家さんから仕入れていて、吉竹さんの名前がそのまま商品名になっているものもあります。吉竹さんは昔からすごくいいものを作ってはって、いろんな審査会で入賞したこともあるそうです。ほんまは、良さを十分引き出して作ってくれる人に使ってほしいという思いをずっと持ってたんですけど、なかなかそういった取引先が見つからなくて、ほとんどを農協に収めてたらしいんです。でもほんとに自分で土からこだわって作られてますし、お店としてもそういうふうにものづくりに真剣に取り組んでいる生産者のものを使わせていただきたくて。それが作ってる方に対する敬意だとも思っています。

 

よしたけ

 

うちのお店でこうやって使わしてもらって、それが有名になったら小島さんや大杉さんや吉竹さん、他の農家さん方もいっしょに有名になって、よくなっていきたいという気持ちがあります。催事の出店でも商品と一緒に丹波の良さが伝えられたらという思いでしています。実際にお店の中だけでなく、東京などでの催事の際に使う器なども大杉さんに作っていただいたりしています。

 

それだけでなく、ソーセージやベーコンなどは氷上町の「バイエリッシャーホーフ」のものを使用していたり、地元の老舗酒造会社「山名酒造」でお酒を作る際に使う伏流水を届けてもらい夏にはかき氷にして提供したりと、オープンしてたった1年半で地域に溶け込んでいらっしゃいます。

 

丹波って来る前は田舎っていうイメージしかなかったんですけど、1年半くらい経っていろんな方たちと交流していく中で、活動的な方がたくさんいて、どんどんおもしろくなってきて、もっと活発に交流できたらと思っています。

 

ハピネスマーケットもいいですよね。出たいんですけど、なかなかお店を抜けられなくて出店できないのが残念です。ハピネス行ったあとでお店に来てくださる方もいて、袋を持ってたら話しかけてみたり、逆に知らないお客様には近くでやってるのでいってみてくださいっておすすめしたりして、相乗効果的なものもあったりします。

 

 

どんな方がこのお店に合ってると思いますか?

 

こういうコンセプトをいいなって思ってくれて、明るく前向きに業務に取り組める人がいいですね。向上心を持って、1日でも早く少しでも昨日よりよくって感じで取り組んでくれる人が今ここには揃ってるんで。ここはカフェと販売と分かれてますけど、できるだけここしかできないっていう人は減らして、どこでもできるようにとは思ってるので、いずれは販売もカフェも両方できるようになってもらえるのが理想です。

 

自分のとこで育てたもので商品を作ったり、そういったことを大切にしていきたいという思いも会社全体としてあって、今ようやくそれが栗で実現できたけど、まだ始まったところです。僕ら社員や店にいるスタッフみんなが同じ思いを共有できてると思うし、それに向かって今進んでる途中です。まだ始まって1年半くらい、これをどこまでおっきくできるかなと思ってます。

 

例えば販売の仕事は表面的には接客であったり、ケーキを売る、詰める、そういうところになってくるけど、その奥にはこういった思いや取り組みがあって、これからもどんどん広がるし、面白いとは思います。そういったところにやりがいを感じてもらえるような方がいいですね。

 

どこでもそうだと思うんですけど、決められたことだけやってりゃいいってわけじゃないですよね。特に販売の方で言ったら、ちょうど今も、どうやったらよりよく見えるかっていうのを、メンバー同士で意見を出し合いながらレイアウトを考えてもらってます。そこにこうしないとあかんみたいなことはなくて、1回決めてもやっていくなかで変えるし、それは販売のレイアウトでも、カフェの方のオペレーションであってもそうですね。

 

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イベントだったり、これからやっていこうとしてることにも、アイデアとか意見を出しながら一緒に楽しんで作っていってくれるような方だとなおいいです。全部が実現できるわけじゃないけど、そういうものの積み上げで今もあるし、意見を出してくれるのはすごくありがたいと思ってます。それが実際に店のルールにもなってたりもしますし。

 

 

今年の4月から社員として販売業務をしている大坪さんにもお話を伺いました。

これに応募された場合、一番近くでいっしょにお仕事をすることになります。

 

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私はこの会社に内定をいただいて、最初は商品開発希望で入ったんですけど、部長に小売に興味がないかって言われました。会社としてずっとB to BでやってきたなかでのB to Cの事業なので、新しいいろんなことに挑戦できる分野だと説明を受けて、興味ありますとお答えして、流れに流れてここについた感じですね。説明会とかで、丹波にお店があるっていうことは聞いてたんですけど、選考フローにはなかったんですよ。特に田舎暮らしに興味があったわけでもないのですが、ここで働くことが決まって、縁もゆかりもない状態で横浜からきました。

 

住んでみて思うのは、でかい虫に遭遇すると嫌ですね。耐性がないので。でも虫ぐらいじゃないですかね。虫が苦手じゃない人は大丈夫だと思います。

 

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ここでは、基本的な接客やレジ打ちのほか、ケーキなどを箱に詰めたり、ときには焼き菓子の包装や熨斗がけもします。お中元やお歳暮の時期は、特に商品の予約や熨斗がけなどが重なります。また、商品の発注をしたり、店内のレイアウトを考えたりというのも大事なお仕事の一つです。することが多いうえに、時期や時間帯によって業務が重なるので、お客様やお店の状況によって優先順位を考え、臨機応変に対応しなければいけません。

 

今でこそ徐々に慣れてきていますけど、最初は一気に覚えないといけない仕事がたくさんあって大変でした。熨斗とかも、熨斗って何?みたいなそこからだったし、ケーキの扱いも慣れていなくて、箱に入れるときにしょっちゅうクリームを削ってしまったり。

 

でもほんとにいろいろ意見が通るので、楽しいです。SNSでの発信とかも中心でさせていただいていて、こういうふうにしたら?とか意見ももらえるし、自分から何か聞いたときも一緒に真剣に考えてくれるので、そういうのはやりがいありますよね。仕事の内容も、単純な作業じゃないし、頭使って色々考えながらできるんで楽しいです。

 

人間関係も良くて、いい人しかいないです。言うとこはちゃんと言ってくれるし、基本的にずっとわいわいしています。やっぱ最初は全然知らないところから来たので、人間関係が一番気になってたんです。それでこれだけ人間関係恵まれてるとこに来たんだったら全然いいかなって。

 

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楽しく働ける方なら私はどんな方でもやっていけると思うんですけど、まあでも1番はここでの仕事を楽しく思ってくれる方ですよね。あと接客も楽しいと思える方。でないとたぶん続かないし。

 

私自身はアルバイトの方にどこまで求めて良いのか迷うことがありますが、こういうふうにしたらどうですかとか提案してもらえると助かるし、意見を出し合いながら良い方向に進められたらと思います。そういったことも含めて楽しめるような方なら一番いいかもしれないですね。

 

 

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店舗に立って接客をするということを通して、丹波の魅力を知ること、それをお客様に伝えていくことに興味がある方は、一度お店を訪れてみてください。そして、店長さんや従業員さんともお話してみて、コンセプトに共感できたらぜひ応募してみてください。

※ 栗園の管理をしていただく方も今後募集予定です。こちらにご興味がある方は、直接中島大祥堂にご連絡ください。

 

 

《パートタイム職員募集詳細》

求人番号 1)28130-2276481
2)28130-1992881
3)28130-1991781
求人情報の種類 パートタイム
事業所名 中島大祥堂 丹波本店
代表者名 中島 慎介
所在地 〒669-3309
兵庫県丹波市柏原町柏原448番地
職種 1)菓子製造

2)カフェホール
3)菓子販売

雇用形態 パート労働者
年齢 不問
就業時間 1)08:00〜17:00

09:00~16:00

又は09:00~17:00の間の5時間程度

休憩時間60分 ・ 時間外なし

※週3~5日勤務

2)11:00〜17:00

又は10:00~17:30の間の5時間程度

休憩時間60分 ・ 時間外なし
※週3~5日勤務

3)11:00~16:30
09:00~17:30
又は11:00~16:30の間の5時間程度

休憩時間60分 ・ 時間外なし

※週3~5日勤務

賃金 時給 850円~900円
就業場所 兵庫県丹波市柏原町柏原448番地
福利厚生 通勤手当:実費支給 上限なし
加入保険:雇用 労災 退職金制度なし

 

※この求人情報は、ハローワークが受理した求人票から、その一部を抜粋して掲載しています。さらに詳しい情報はハローワーク求人情報をご覧ください。

※内容は、掲載時から変更になっている場合がございます、詳しくはお問い合わせください。

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