地域に寄り添うワークショップ 株式会社 オオツキ

昭和23年に創業、日用品雑貨、靴の卸しを経て、現在は18箇所の店舗とネットで作業服や靴などの販売をしている株式会社 オオツキ。

丹波市周辺の会社の従業員用ユニフォームのほとんどはオオツキから仕入れているのではないかというほどです。

 

本社は春日町の静かな田園地帯にありますが、今回は、氷上ICを降りて176号線を柏原方面に500mほど走った、丹波市内でも最も店舗が立ち並ぶ賑やかな通りにあるオオツキ氷上店で、営業職の正社員と販売職のパートの方を募集します。
オオツキの3代目である大槻 祥三社長にお話を伺いました。
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昔は商店街の中に店舗があったので、まわりもみんな商売人が多くて、ことあるごとに近所のおっちゃんおばちゃんたちから『お前はオオツキの跡取りや』っていうのを常に刷り込まれてるような感じで、物心ついたときには継ぐんやみたいな感覚でいたというのが正直なところです。

 

大学出てからは、大阪の繊維関係の会社で3年間働いてました。当初は5年行きたいって言ってたんですけど、出ていった次の年に祖父が亡くなってしまったので、母から悪いけど3年で帰ってきてほしいって言われて、まあしゃあないなあっていう感じで帰ってきたのが25歳のときでした。

 

 

実は大槻さんは、大槻家に生まれた76年ぶりの男児だったのだとか。創業者だったご祖父も、その跡を継いだお父様も婿養子だったそうです。

 

母はもともと商売が嫌やって言ってた人間なんです。祖父が創業した後ろ姿をみてて、例えば50円で買ってきたものを80円で売るわけですよね。それで生活をさせてもらってるっていう感覚はなくて、『人を騙すようなことは私はしたくない。勉強したいから大学行かしてほしい。』って言ったら『商売人の娘が大学なんか行く必要ない』って言われて、それならサラリーマンと結婚させてほしいって父と見合い結婚して、3年くらいはサラリーマンの奥さんをしてたんですけど、結局父が継ぐことになりました。

 

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しかし、大槻さんが小学校1年生のときに若くしてお父様が亡くなり、その後はお母様が経営を引き継ぎました。今のこのワークショップという作業服屋さんにしたのも店舗展開をしたのも、商売が嫌いだったお母様だったそうです。

 

商売が大嫌いって言ってた人間が店舗展開したんで、どうやねんって。最初は日用雑貨の卸しをしていて、靴の卸しをするようになって、小売も始めました。舞鶴道が工事に入るときに、たまたま靴問屋の方から紹介してもらったのが今の作業服屋で、それでおもしろそうやっていうのでやってみました。その工事に東北から出稼ぎに来られてた方から『こういう店ほしかったんや』っていう声を聞いて、そこから衣食住の衣の部分なんでね、これで一生食べていけるなって母親が判断したそうです。嫌いだった人間がね、嘘ばっかりでしょ。

 

母は、『あんたは大勢のお母さんになる』と占いで言われたんですって。そういう意味では社員の母親みたいな感覚でずっとやってて、社員教育=子育てみたいなもんなので、お母さんってこういうことかって後々気付いたそうです。商売を広げるというよりは、例えば高校中退して困っとる子がおったら『うちおいで』って採用して教育したり、この子成長してきたし、そろそろどっかの店長さしてあげるために店をどっか作ってあげたいみたいな、そういう感じでした。

 

 

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当時25歳で帰ってきたときは、まわりからは確実に社長の息子っていう目でみられるので、死に物狂いですよね、必死でした。ミスも基本したらあかん、1回教えてもらったら絶対忘れたらあかん、数字も上げて当たり前とか、そういうプレッシャーは常にありましたね。それをやって当たり前なので、それ以上のことをしないと、当然年上ばっかりですし、認められることもないと。

 

 

 

お母様は55歳で辞めるつもりだったので、早く代わってほしいとずっと言われていたそうです。しかし当時大槻さんはまだ28歳、帰ってきて3年しか経っていなかったので、まわりが認めるわけがないとずっと拒み続けていたそうです。社長になるプレッシャーで偏頭痛を患ったりもしたのだとか。そんな大槻さんもあることをきっかけに継ぐ決意をし、31歳のときに社長に就任されました。

 

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母親が2月の寒い日に溝にはまったんですよ。それ自体は全然大したことなかったんですけど、なぜかそのときにふと死んでる姿が浮かんで、死んだら明日からせんなんと思って、そしたら自信があるとかないとかやなくってやらなあかんねやと思って、母のとこ行って、『みんながOK出してくれんのやったら次の期で代わるわ』って言って、役員会議で話をしました。

 

 

社長になってから、年々売上も下がっていって、社長の器以上の会社ってできないって聞いてたし、やっぱこれ器ちっちゃいからやって自分の中でのプレッシャーはすごくありました。当時の従業員は腹立ったと思うんですよ、若造に偉そうに言われて。ようみんな辞めんとついてきてくれたなというのが本音です。

 

 

社長になって5,6年経った頃かな、水害に遭って3店舗が水に浸かったんです。そのときに、作業服屋なんで、お客さんもボランティアで来てる方を含めて増えたんですけど、3店舗閉まってんのに、翌日から3店舗の売上を含めた去年対比を上回りだしたんです。みんな『社長どうしましょう』って言うから、『うん、笑え。笑うしかない。泣いたって何も解決するわけじゃないからとりあえず笑おう』って言って。いろんなとこから応援にも来てもらって、浸かった3店舗も1週間で回復しました。それがひとつのきっかけになって、僕の意識改革もできて、みんなに守られとる気持ちになれたし、少しずつ信頼関係ができてきました。

 

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かつてお母様が、子育てをするように社員教育をしていたこともあり、現在大槻さんも『従業員は家族』という考え方のファミリー的な経営を心掛けているのだとか。先代、先々代から受け継いだ経営の考え方をしっかりと守りながら、「人を喜ばせる」という観点をご自身も心がけ、また従業員にもそのように教育をしているのだそう。社員教育にも力を入れていて、従来の商品の知識をつける研修の他に、昨年からはコンサルの先生にお願いをして営業研修や女性向けの研修をしていたり、中小企業大学校にも何名か派遣しているそうです。

 

 

支援層、牽引層、発揮層、成長層っていう4つの層があって、成長層は入社3年くらいで、その後3年間勉強してきたことを発揮するのが、発揮層。そこからずっと頑張ってくれて、業績伸ばしてきて店長とか役職につくようになると、会社を引っ張る側になるので牽引層。いつまでも牽引でおってもうたら下の子らが伸びてこないので、そろそろ自分は引退側かなってなったときには支援層として、背中を押してやってくださいっていう感じに分けて、4つの層でお互いが尊重しあいながら、全員が笑顔あふれる会社になることを目標においてます。

 

支援層が引退しちゃうと全然足らない、牽引層も年々歳いってくるんで、新卒とかも入れて若返りを図ろうと。今日入って今日から活躍ってなかなかできないんでね、やっぱり年数かかるんで。募集の強化は今してるところです。毎年2,3名くらいずつ入れていけたら。

 

うちみたいな小売業は男性客が多いんで、気の利く笑顔の女性が接客してくれる方がやっぱり嬉しいと思いますし、女性の力ってうちはほんとに必要ですね。育児休暇とって戻ってくるパターンも多くて、うちも長年勤めてるのはそういう子ですし。

 

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人材育成以外の目標についても聞いてみました。

 

ほんとは売上なんぼとか言いたいんですけど、現実問題として人口は減っていくじゃないですか。だからその中で拡大路線ってそう求められないと僕は思ってるので、今の規模でもしっかり足腰の強い、利益を残せる仕組みを作り上げたいです。

 

もう1つは少しずつ始めてるんですけど、出張販売として、老人ホームとか公民館の駐車場とかにトラックで行って肌着とかを売っていきたいです。これから商店がなくなる地域もどんどん出てくるでしょうし、この田舎で免許を返納された高齢者の方って買い物に行くことすら無理じゃないですか。何かそういう方たちの役に立てることって考えたときにそう思って、全国に同業他社はいろいろありますけど、これは田舎立地のうちだからこその発想かなと思ったんで。うちとしても、店舗を出すより投資もリスクも少なくて済むし、トラックだとどこへでも行けるしね。

 

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氷上店は現在、部長兼任の店長が1人、営業が2人、販売の女性が4人で全てシフト制でまわしているのだそうです。今回の募集ではどんな方に来てもらいたいのでしょうか。

 

明るくて元気で、前向き。あとは正直な人かな。能力の高い低いっていうのはなんとでもなると思うんですけど、そこで真面目に一生懸命、叱られてももっとがんばろうってそれをバネにできるような人が来てくれるととてもありがたいです。

 

 

仕事量は多いと思います。覚えることもいっぱいあるし、同じようなことをしていても、やっぱり相手が違うんで、そういう意味では日によってやり方も言葉も変わります。でもお客さんから『ありがとう』って言ってもらえたら疲れも何もかも吹っ飛ぶし、その一言がすごくやりがいになる。直接お客様の笑顔に触れられるのが、この仕事のいいところです。そこに共感してくれる方が来てもらえればと思います。逆に自分のことしか考えない人やお金だけ求めるような人はしんどいと思います。

 

ほんとに笑顔溢れる会社にしたいっていう思いはずっとあるので、それを一緒になって作りあげたいという気持ちで来てもらえるとすごくうれしいです。だから物心ともに豊かに、当然給料も増えないといけない、だから増えるための苦労を今一緒にしないといけないので、苦労した中で儲けたあかつきにはほんとにこう自分の暮らしも豊かになるし、心も豊かになるしみたいな会社になったらいいなというほんとの理想なんですけど、そこを一緒にやってくれる人が一番うれしいですかね。『そういう会社は社長が作るわけじゃなくて、方針は出すけど作るのはみんなやで』とよく言ってます。

 

 

実際に氷上店で働かれている方にお話を聞いてみました。

 

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日々の仕事はほぼ配達です。朝出勤して準備をして出るので、店にはほとんどいないことが多いですね。お店の開け閉めとか商品の発注は人手の足りないときに手伝う程度で、メインは会社さんに制服や手袋、履物などを納品して回るのと、梱包や納品書作成など配達の準備です。

 

そう語るのは入社して20年ほどの営業担当の坂本さん。今年の5月に尼崎の営業所から異動してこられたそうです。

 

たまに新規の営業に回ることもありますが、お客さんはほぼ地元のリピーターの方です。このへんの会社さんのほとんどは何かしらの商品でお世話になってます。『靴一足持ってきて、軍手一束持ってきて』というような追加注文を受けることも多いですね。

 

 

働くことになったきっかけは、母親がパートで勤めていたことです。就職活動をしてたときに母から『行ってみない?』って言われたことが縁になりました。親子とか兄弟、夫婦で勤めている人もオオツキには多いですよ。

 

勤めている人が、「家族にもお勧めしたくなる」アットホームさと、働きやすさがその言葉から伺えます。やはりやりがいのある仕事なのでしょうか。

 

やっぱり、お客様に喜んでもらえることが1番の喜びです。ほしいものの注文があって、お届けしたとき、思われていた日より早くお届けできたら『早かったね』とか、社名の刺繍を入れた制服をお届けしたときにも『良いもんできたね』と言っていただけると嬉しいですね。扱う商品が多いので仕事を覚えるのは多くて大変なのですが、頼んでくださる商品の種類が増えていったり、対応できることが増えていくのも嬉しいことです。信用関係を築いていくことは大変ですが、崩すのは一瞬のことなので、信用の積み重ねが大切だと感じています。

 

 

販売を担当している野村さんにもお話を伺いました。

 

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接客はもちろんなのですが、荷物の検品、振り分け、品出しなどを担当しています。お客さまに裾直しをお願いされたら、その場でミシンで仕上げることもあります。

 

野村さんは、店内の販売業務全般を担当。だいたい1日3名くらいでシフト制で回しているそうです。

直接個人のお客様と接する機会の多いお仕事です。

 

しんどいときでも、お客さんの笑顔を見たらよかったと思えます。難しい仕事でも、お客さんの注文を聞き、求められているものを提供できて、笑顔で『ありがとう』と受け取ってもらえるとやりがいを感じています。

 

笑顔を絶やさないこと、お客さまには特に笑顔で接することを心がけています。スタッフ間でも一言添えたりして、うまくコミュニケーションとれるようにと考えています。職場の雰囲気や仲は良いと思います。アットホームな感じで、皆さんよく助けてくれてです。

 

 

お二人とも、お客さまと直接触れ合うことを大切に、また従業員同士でコミュニケーションを取り合うことを大切に勤務されています。また、新しい仲間を迎えるに当たっては、

 

元気のあることが第一です。配達をする場合は重い荷物を抱えるので力仕事の部分もあります。人相手の仕事なので、コミュニケーションを大事にしてくれる人、笑顔の素敵な人が来てくださったらうれしいです。

 

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地域に愛され、お客様に愛され続けるオオツキ。人と接すること、コミュニケーションをとることが好きな若い仲間が求められています。人のくらしに、生活に寄り添い、喜ばれるお仕事です。働く人を応援したい人、接客に興味のある人はぜひお問い合わせください。

 

 

事業所の所在地 兵庫県丹波市春日町新才518
求人番号 (1) 28130-3566561
(2) 28130-3831261
就業場所 兵庫県丹波市氷上町本郷319-11
ワークショップオオツキ 氷上店
募集職種 (1) 営業
(2) 販売職
雇用形態 (1) 正社員
(2) パート労働者
給与 (1) 月給 180,000〜260,000円

(2) 時間給 840円

福利厚生 (1)
・通勤手当:毎月20,000円まで
・加入保険:雇用、労災、健康、厚生、財形
・昇給、賞与あり(2)
・通勤手当:毎月20,000円まで
・加入保険:雇用、労災 (雇用状況により異なります。)
勤務時間 (1) 9:00〜18:00、10:00〜19:00

(2) 7:00〜12:00、15:00〜20:00

休日 (1)
・週休二日制 隔週
・店カレンダーによる(2)
・週休二日制
・店カレンダーによる
・6ヶ月経過後の有給休暇日数10日
仕事内容 (1)
「ワークショップオオツキ」氷上店における
得意先回り営業、配達、店内業務全般
(商品発注・値つけ・店の開け閉め等)*営業範囲:主に丹波市、丹波市周辺など
*トライアル雇用併用求人
*試用期間3ヶ月、トライアル期間中:時間給900円〜

(2)
店内業務全般
・商品の入荷、管理、陳列や補充、整理作業など
・レジ業務、接客案内
・お客様のニーズに応えた相談や、商品の説明、接客

*勤務日数、時間相談可。

必要な資格、経験 (1)
・普通自動車免許(AT限定不可)
・高卒以上
・45歳以下(2)
・普通自動車免許
・高卒以上
事業所の概要 ・従業員数:108人
・創業:昭和23年
・資本金:1,800万円 

HP:http://www.otsuki.ne.jp/

※この求人情報は、ハローワークが受理した求人票から、その一部を抜粋して掲載しています。

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