暮らしをつくる建築会社 株式会社 由良工務店 (KOTOS)

家を建てるだけでなく、丹波を中心とした豊かな暮らしをつくる建築会社、株式会社 由良工務店(KOTOS)。実際に、一般的な建築会社らしくない、面白い取り組みをたくさんされています。今回は、このKOTOSで企画に関わる正社員の方と、その補助をするパートの方を1名ずつ募集します。

 

伺ったのは、北近畿自動車道の氷上ICから柏原方面へ1.6kmほど走った、176号線沿いにあるビルの1室のとてもおしゃれな事務所。北欧の図書館をイメージしてつくられたそうです。

 

入り口

 

はじめに社長の由良さんにお話を伺いました。由良さんは、社長として3代目になられます。

 

高校を卒業後、学生と社会人とで、7年間大阪で暮らしていました。高校の頃は丹波を出たくて仕方がなくて、こちらに帰ってくるつもりはあまりなかったです。でもその頃はバブル全盛でなかなか自分の家を持つということが難しくて、小さい頃から丹波に住んでいたので、家を持てない暮らしというのがイメージつかなくて、、それでちょっと絶望して、やっぱ田舎帰ろうと思いました。

 

でも、帰ってきてからのしばらくは、田舎は何かと劣っているみたいな感覚がありました。今はもう全くないですけどね。そのなくなった理由はいろいろありますが、1番大きかったのは、子どもが小さい頃に妻が、『人生の中でも子育て期に丹波に住むことはいいことやと思う』って言うたんです。妻はもともと都会の人間なので、それまでは僕が田舎に連れてきてしまったという罪悪感みたいなのがあったんですよ。でもそれを聞いて初めて、丹波で腰を据えて暮らすことに抵抗がなくなったというか、本当にこれでよかったんだと気持ちが軽くなりました。

 

説明する社長

 

帰ってくるまでは建築は全然やってなかったし、興味もなかったので大学も文系だったんですが、どちらかというと肉体労働というか現場仕事は向いてたと思います。がーっと仕事して、帰ってビール飲もみたいな、そういうノリやったんでね(笑)

 

 

そうして丹波に帰って来られたのが25年前、26歳のとき。社長に就任されてからは8年目だそうです。その後、3年前には社名を変えたり事務所の場所を移したり、後述のような新しい事業も始められました。

 

 

新しくした社名は、アルファベットで『KOTOS』って書いてます。今まで家づくりは真面目にやってきたつもりなんですけど、これからは家だけを提案しててもちょっと限界があるというか、暮らしの提案ができる会社にならなアカンのちゃうかなと。それもどこでもいい暮らしじゃなくて、この丹波で暮らすならこういう暮らしはどうですか?って提案できる会社になりたいなっていうのがあって、そういう暮らしの“あんなことこんなこと”の、“こと”の複数形で“ことす”という名前にしました。

 

 

ハンガー

 

 

KOTOSになってから、家を建てられた方にその後の暮らしも楽しんでいただけるように、部活動ということもされています。地域の方を講師にむかえて、野菜づくりなどを学ぶことを通して地域と繋がるきっかけをつくる『KOTOSクラブ』や、薪ストーブの扱い方や薪割り、薪ストーブを使った料理なども学ぶ『Makis』、ガレージライフを楽しむための『男のガレージ』などなど、スタッフ全員がいずれかの部活動に入っているそうです。

 

名前にも由来してるように、建築だけではなくていろんなことをやっていける会社になりたいというのがあって。とは言っても本業から派生したものばかりなんですけど。部活動の中には、スタッフからこんなんいいなと思いますっていう場合もありましたし、お客さんのニーズによってというのもあります。

 

場合によっては部活動の何かが独立して、部から会社になってもいいんちゃうかなと思ってます。実際社長として8年くらいやってるけど、いいときっていうのは結構、ゲームに勝ち進んでいくイメージで、これは面白いなと思って。でも社長って会社には1人しかいないから、その感覚を分けたいなと思うと、それぞれが事業主になる方が面白いんじゃないかと。事業主として経営するっていう感覚で仕事した方がいいと思うので、部活動の延長線上はそういう格好でもいいかなと。将来的に経営者の集まりみたいなグループになったら面白いんちゃうかなと思っています。

 

 

M-nokono_504

 

また、ちょうど取材に伺った日は『ゆらめしや』という月に1回、2名1組の交代制でスタッフ全員に賄いを作るというイベントの日でした。以前、NHKの番組『サラメシ』でも取り上げられたことがあるそうです。

 

仕事をする中で、当然キッチンについてもアドバイスするじゃないですか。でもキッチンに立ったこともないのにいい加減なアドバイスをするのもどうかなというのがあって、使うことから始めないとということで、キッチンを使って男も厨房で料理をして、どうせならそれをみんなのために振舞った方が楽しいやろうという感じで、月に1回ですけどローテーションでみんなが当たるようにやってます。

 

予算も1人前400円と決まっていて、その中で12~3人前を作るんですけど、メニューを考えて買い出しも当番がします。僕はダッチオーブンで作ったり、季節にこだわって流しそうめんをする人とか、それぞれでこだわりがあったりもしますね。設計がやるとやたら盛り付けがオシャレとか、現場監督がやると大盛りとか(笑)、職種の違いが出たり、仕事以外の面を見れるのも面白いです。ペアも半年ごとにあみだくじで決めるんですけど、今日は料理苦手なコンビなので、汚名返上しようと頑張ってますね(笑)

 

真剣に料理中

 

 

このようにさまざまな取組をしているKOTOSが求めるのはどんな方なのでしょうか。

 

建築業の経験はなくても大丈夫ですが、ものづくりが好きで、作るところから関心を持てる人がいいです。あとは、コミュニケーションがきちんと取れる人。いいときだけでなくて、困ってることや悩んだり失敗したときなどでもコミュニケーションが取れるということは、チームとして動く以上絶対必要だと思っています。

 

あとは、HPなどでもおしゃれな会社というイメージが出てると思いますが、やっぱり根本的には建築業なので、泥臭いベタな会社です。設計の女の子でもコンクリート打ちに行くこともあるし、現場で掃除してもらうこともあります。店頭に並んだ状態が美しいんではなくて、やっぱり作られていく過程っていうのを知ってほしいので。上辺だけで捉えられてるとちょっと働き出すと辛いことがあると思うんで、そんなんじゃないよと、埃まみれの泥臭い業界なんやというのは知っておいてほしいですね。

 

 

接客中00

 

 

今は事務所のスタッフのうち4名は女性なので、この業界の中ではわりと多い方だと思います。独身の方もいますが、もしそういった方が結婚して子どもができても、子どもを職場に連れてきてみんなで見ながら働いてもらえるようにっていうのは1つの理想です。時間もあまりこだわってなくて、仕事の質とボリュームで考えています。会社に出てきて仕事する時間だけが評価されるわけではないはずなんで、そこら辺も割りと自由だと思います。まあやってみないとわからないし、やってみたらやっぱりちょっと無理やなってなることもあるかもしれないですけどね。

 

プライベートと仕事は結構切り離してるのではなくて、プライベートの中に仕事があってもいいと思っていて、だから副業もOKと認めています。最初はやっぱり、どうなんやろうと思ったけど、みんなが良いって言うたんで、決めました。会社が生活のすべてを面倒見てあげることは出来ないじゃないですか。だから、うちで仕事して、あと余力で稼いでもそれは構わないというルールなんです。

 

こう話されるように、実際に副業をされている正社員の方がいたり、以前KOTOSで働いていた方が独立して、一緒に仕事をするようなこともあるそうです。

 

タスク管理連絡ボード00

 

 

今後は、移住者に対して住むところと仕事するところを提案したいです。全国の田舎に起こってる現象やと思うんですけど、そんなに人が増えてないのに新しいアパートがいっぱい建つ一方で、昔からある木造のアパートが老朽化してて大家さんが困ってはります。そのアパートの改修を大家さんに持ちかけて、1階はオフィスで2階は共有の会議室とか休憩室、あるいは住居にする。そして、その利用者も集めてきて、昔の木造アパートを変えたいです。今はそんなに場所を選ばずにできる仕事も多いと思うので、職場と住居が近かったり、移住者が求める暮らしに合わせた場所を提供するようなこともしていきたいです。

 

会社としては、KOTOSの名前がそうなようにいろんな仕事をしていって、昨日までスタッフやったけど今日から個人事業主として独立しましたみたいな感じでもいいし、将来的には小さな事業所の経営者が集まってる組織みたいになったらおもしろいと思います。

 

次に、従業員の畑中さんにお話を伺いました。今回入社された場合は、1番近くで働くことになります。

 

畑中さん

 

 

もともと隣の篠山市出身で、高校を出た後に建築系の専門学校に行って、姫路の方のマンションなど大きい建物を建てる建設会社に入社しました。でもそこがちょっと合わなくて3ヶ月で辞めて、ほぼ新卒のような状態でKOTOSに入社しました。学校ではあまり木を使った家づくりっていうのは学ばないし、ハウスメーカーが作るような家が普通やと思ってたくらい全く知識がなかったので、KOTOSの家づくりを見て衝撃を受けました。

 

 

社長と畑中さん

 

 

実は、先ほどのにこやかで優しそうに見える社長さんも怒るととても怖いんだそうで、これまで何人泣いたかわからないほどだとか…。でも、普段の職場の雰囲気はとてもアットホームだそうです。

 

僕も入社して4年目くらいのときに1回だけすごい怒られたことがあるんですけど、社長の中で怒るポイントがきちっとあるんですよ。だからホント怒られるとすごい怖いですけど、理不尽な怒られ方とかそういうのはなくて、そのことは今でもすごい覚えてますし、普段仕事する中で判断基準の軸になってるし、あの1回が考え方が変われたキッカケになりました。

 

基本的には良くも悪くもあまり極端な上下関係が無いので、アットホームな会社ですねってお客様からよく言われます。社内でもそんな雰囲気があって、冗談言いながら笑ったり、社長室も扉が無いので、結構フリーな感じで、社長とも雑談したり、ひと休みの飲み物をかけたジャンケンをしたりとか、社長が負けても1番若い子が負けても、参加者の飲み物を買うルールなんです(笑)

 

単に家づくりだけじゃなくてプラスαでいろいろ挑戦チャレンジできるので、その分忙しいっていうのもありますけど、毎日刺激的で面白い会社やなぁと思います。比較的自由に挑戦させてくれる会社なんで、会社入って今年で13年目になるんですけど、全然飽きないですね。

 

暮らしを意識したオフィス

 

 

今、企画でメインで動いているのは畑中さん1人ということです。実務的なところは補助のパートの方がされています。

 

今している仕事の内容としては、大きく2つあって、営業的なことと広報企画です。営業としては、新規のお客様を集めて、ファンになってもらって、実際家づくりをさせてもらうっていう業務が、軸になります。家も決められたパターンがいくつかあってそこから選ぶという感じではなく、お客様がしたい暮らしや生き方をいかに家づくりに落とし込むかっていうのを大事にしてるので、そういった情報を引き出すのも仕事です。提案するためにはもちろん情報を持ってないといけないので、素材や技術、デザインなどの情報収集をすることも大切です。

 

広報企画については、折込チラシや広報物、部活動など様々な活動を通して知ってもらって、いざ家を建てるタイミングで選んでもらえるように、KOTOSらしさを守り、企画発信していくような業務です。チラシなどの情報発信や部活動にしても、KOTOSらしいかを判断するフィルター役にもなっていて、KOTOSの雰囲気作りを担うところではありますね。

 

立ちながら作業

 

 

まず、部活動もそうですけど、KOTOSの場合は地域と繋がって何かするとか、丹波をたてる会社になろうよっていう部分もあるので、会社の中だけではなくて、地域の方との繋がりも楽しみながら、なおかつ家づくりを楽しめる人っていうのが最低条件になるかなと。自分でコツコツやるタイプの人にはたぶんちょっと向かないんだろうなと思います。例えば地域のイベントごとに行ったりするのが好きな人でもいいですし、実際『こんなイベントやってみたいんですけど』とか言ってもらっても嬉しいし、そういう積極的な方に来ていただいて、一緒に伸びていければと思います。

 

パソコンが使えて、車に乗れたら、特に資格は必要ないです。ただ、僕自身デザイン力や絵心が全く無くて、今は女性の設計スタッフの方に絵を描いてもらったり広報物を作ってもらったりしているので、そういったことが得意な方が来てくれたりすると嬉しいですね。

 

 

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社長も言ってましたが、企画の仕事は別に会社に来なくてもパソコンさえあれば家でもできることも多いので、例えば子育て中の主婦の方とかでも、来れるときに会社に来てもらったらいいですし、今でも子どもさんが急病になったりしたら休みを交代したりしながらしています。そんな感じを気に入ってもらって、パートさんから社員になられた方もいらっしゃいます。

 

いただきます02

 

単純に家を売りますじゃなくて、そこに住む家族のことを思って暮らしづくりを一生懸命したいっていう思いがある方が来てくださればと思います。スタッフ自体はアットホームな感じで堅苦しい感じはないので、楽しみながら一緒に働けたらなと。

 

 

昔からの慣習などにとらわれず、時代に合った新しい事業や働き方をどんどん取り入れていくKOTOS。特に働き方に関しては、副業や独立など、地方にある企業の中ではかなり先進的な考えを持たれているのではないかと思います。自主性を持って、それぞれのお客様に合った暮らしづくりに関わることに興味がある方は、ぜひ応募してみてください。

 

 

事業所の所在地 丹波市氷上町石生2042-3 フローレンスビル1階
求人番号 (1) 28130-947971
(2) 28130-948171
就業場所 丹波市氷上町石生2042-3 フローレンスビル1階
募集職種 (1) 企画
(2) 企画・営業補助
雇用形態 (1) 正社員
(2) パート労働者
給与 (1) 月給 150,000円~250,000円
(2) 時間給 1,000円
福利厚生 (1)
・通勤手当:毎月上限15,000円まで
・昇給、賞与あり
・加入保険:雇用、労災、健康、厚生

(2)
・通勤手当:毎月上限15,000円まで
・加入保険:雇用、労災

勤務時間 (1)
9:00~18:00

(2)
9:00~15:00
9:00~17:00

休日 (1)
年末年始休暇、盆休み、水曜日 他
週休2日制 隔週

(2)
水曜日 他
週休2日制 隔週
シフト制
※子どもさんの学校行事などの休日相談可。

仕事内容 (1)
・広報物のデザイン・発送
・イベント企画・運営
・営業活動
SNSでの情報発信、イベント案内、顧客フォロー、当番制でのモデルハウスでの待機スタッフ等
・その他付随する業務※試用期間あり(3ヶ月、通勤手当なし) *状況により延長の場合あり(1年以内) 

(2)
・広報物のデザイン・発送
・イベント企画・運営
・営業活動
SNSでの情報発信、イベント案内、顧客フォロー、当番制でのモデルハウスでの待機スタッフ等
・その他付随する業務
広報誌の印刷、郵送での発送準備・発送、一部事務作業等

※試用期間あり(3ヶ月、通勤手当なし) *状況により延長の場合あり(1年以内)
※雇用期間の定めあり(12ケ月、契約更新の可能性あり)

必要な資格、経験 (1)
・高卒以上
・35歳以下
・普通自動車免許(AT限定可)
・パソコン操作のできる方(エクセル、ワード、パワーポイント、イラストレーター)
(広報、営業経験者優遇)

(2)
・高卒以上
・普通自動車免許(AT限定可)
・パソコン操作のできる方(エクセル、ワード、パワーポイント、イラストレーター)
(広報、営業経験者優遇)

事業所の概要 従業員数:16人
創業:昭和57年
資本金:3,000万円

HP:http://kotos.jp/

※この求人情報は、ハローワークが受理した求人票から、その一部を抜粋して掲載しています。

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