幅広い工事対応に強み。丹波市、丹波篠山市の暮らしの日常を支える地域の設備屋さん~株式会社杉本設備~<建設業>
- 2018/3/14
- 技術職

毎日の暮らしに欠かせない水道設備。今日はその給排水衛生設備工事を中心に手がける、株式会社杉本設備さんにお話を聞きに行ってきました。
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・公共事業から一般家庭の工事まで。幅広い施工対応
・建築も土木工事もお任せ。少数精鋭だからこそ、多様な経験が詰める
・今だからこそ、建築業界は面白い!成長機会を活かして希少人財に
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今回お話をお伺いしたのは専務取締役の杉本達也さんです。
まず、はじめに杉本設備さんの会社概要をお聞きできますか?
私たちは、平成4年に創業した会社です。
私の父が個人で始めた事業を法人化し、経営を行っています。主な業務内容は、建設業の給排水衛生設備を中心としたものです。
ただ、それだけでなく建築や土木工事等も手がけています。今、現場で働いている従業員は3人です。公共事業や、一般家庭の方の水回りの工事、建築関係の仕事まで彼ら3人で行っています。
これからの会社を、一緒に盛り上げていきたい仲間について
現在、募集をされている職種や求める人材などをお聞き出来ますか?
現在、管工事、建築の監督、土木監督の3名を募集しています。
今、人手不足を感じる事が多いので、各管工事(給排水衛生、空調など)の管理が出来る方に来ていただけると嬉しいですね。
建築現場の監督ができる方や、土木の監督ができる方も欲しいと思っています。
現場監督は管理業務なので多くの下請けさんと一緒に仕事をします。いくつもの業者さんがある中で、現場を調整してまとめ上げ、一つのものを完成させられる力のある方を求めています。また、給排水設備の工事を長くやってきた会社という事もありますので、水道工事に関しては実務が出来る人に来てほしいと思っています。
なるほど。実際お仕事の内容はどういったものですか?
土木と建築の仕事に関しては、行政などの公共工事であれば大型施設の仕事を受注し、現場監督として工事の進捗状況などを管理するなど、監督業務全般を担当していただくことになるかと思います。
一般家庭などの民間工事では、実際にお客様と顔を合わせて段取りをしたり、対面での作業が中心になります。
過去にこうした工事経験があって即戦力になれる方は勿論の事、まだそこまで経験がないという方でも募集を行なっています。ただ、監督の実務経験がないからとか、作業が出来ないからダメということはないです。
監督業であれば、必然的に資格は必要になりますが、入社していただいた後にキャッチアップされる方や、経験者の方も含めて、適正を踏まえた上で適材適所に配置します。
もう少しお聞きしたいのですが、具体的に現場監督の経験がある方といえば、どういった経歴の方が当てはまりますか?
そうですね、中途採用でしたら、監督業主体の管理会社で働かれていた人が当てはまると思います。
土木、建築の仕事については、それぞれの現場の監督をした経験がある方になりますね。設備の仕事に関しては、入社後に、少しずつ勉強してもらいながら、監督を中心に働いていただきたいと考えています。
募集年齢などはありますか?
監督業に関しては、ある程度経験を積んでいないと出来ないものですから、必然的に30代半ばから、40代前後の方になるかと思います。
その場合、図面は書けないといけませんか?
現場監督をしていたら、業務上、図面を書く必要に迫られますので、基本的には皆さん書けると思いますよ。
例えば18歳で入社をして、仕事を覚えて、いずれ現場監督として図面を書いたり、はたまた杉本さんの右腕になる!ような働き方もできますか?
そうですね、そうした希望は叶えていける環境はあると思っています。
設備工事に関しては、未経験ならば、まずは工事の基本から覚えてもらいます。そういった基礎知識を学ぶために、一般住宅の現場経験からスタートします。
公共工事などで携わる大きな建物の工事は、そうした工事の規模を、例えば10倍にした様な捉え方になるので、基礎的な部分をしっかり固めることが重要です。
仕事のやりがい、それを糧に会社を次のステージへ
杉本さんの、仕事のやりがいはどんな所にありますか?
土木や建築現場の監督業でしたら、監督して工程を組んで正にモノづくりをする過程が味わえます。そしてそれが上手く行って、出来あがった時の達成感は格別ですね。
一般住宅の工事に関して言えば、やはりお客様のご要望を叶える事が出来た時でしょうか。
そうした時は必ず「ありがとう」と喜んでいただけるので、やりがいに繋がっていると実感します。
給排水設備だと、急に問題が発生してお困りの方も多いですし、そうしたお言葉をいただける瞬間がとても嬉しいです。
これも、お客さんとの距離感が近い所で仕事ができているためでもあると思います。
これからの会社の展望についてはいかがでしょうか?
今の仕事のスタイルは、建築、土木、設備など手がける工事に全般的に関わっていく事が多いのですが、
それらを部門毎に分けて、それぞれでしっかりと専門性を高めていける組織づくりを進めていきたいと思っています。
そこに、一般住宅工事やメンテナンス関係を取りまとめた部門を創設して、大きく4つの部門がバランス良く成長できる環境を目指したいですね。今後、力を注ぎたい事業としては、リフォーム事業です。最近のリフォーム工事は見た目だけを重視される事が多く、リフォーム後すぐに排水詰まり、漏水といった設備に関してのトラブル・ご相談が多くあります。弊社は見た目のリフォームだけではなく設備業だからこそご提供できる排水詰まりや、漏水を無くすことで長く安心してお使いいただけるライフライン・リフォームのご提案をできればと思いっています。一般住宅工事の仕事は年間を通して発生します。急なトラブル事でお困りのお客様も多いので、スピーディにいつでも対応ができる様な体制を作っていくこともとても重要だと思っています。
今、建築業界は、人気のある仕事は人口が多く競争率も激しい状態なのですが、業界の労働人口自体は減ってきていますので、今後勝ち残っていける職業だと考えています。
また、平均年齢も高くなっているため、益々建築業界の人財の希少価値は上がっていきます。今現在も、仕事の量に対して、供給が追い付いていない状況なので、食いっぱぐれもなく、今後なくなっていくような仕事ではありません。そこで、組織力を強化して、業務に迅速に対応していける体制を整えていけば必要とされる企業になれます。若い人がかなり少ない状況ですので、今の20代の子が30才を迎える頃には、かなり希少価値の高い人財になっていると思います。
お客様を第一に考える姿勢、それは創業当初から続く伝統
最後に、取締役の杉本輝代さんにも創業当初のお話から今までを振り返ってお話を伺いました。
主人が、32歳、私が26歳の時、努めていた福知山の設備会社を辞め、独立いたしました。
昭和60年の4月から個人で仕事を始めております。最初は、軽トラック1台から始めて徐々に工具を増やしていき、土地を買って、棚を作ってそうした仕事道具を並べていました。
創業当時は主人1人で会社を運営していましたが、ちょうど3人目の子どもが生まれた事もあり、私が子どもを保育所に預け、乳母車をひいて土どけを手伝いにいったりしましたね。
主人は4、5年は休みなく働き、帰ってきて見積もりをし、日中は現場に行かなくてはいけないので、私はワープロで夜中に見積書を仕上げ、日中は子育てと現場の手伝いという生活を長く続けていました。業務用のエアコンも、子供が保育所に行っている間に持ち役で現場の手伝いに行っていました。他にも、ダンプに乗って管材の引き上げにも行ったりしていました。他にも、ダンプに乗って管材の引き上げに行ったりしていましたね。
当寺は従業員さんはいらっしゃったのですか?
アルバイトで一人、二人は来てもらっていました。
苦労されたんですね。
創業当初からの初心を忘れずに、お客様第一で日曜の電話当番を作り、私と主人で順番に対応しているのですが、お客様優先で、低姿勢で、心からお客様に接するようにしています。昔の気持ちを忘れずにいつも明るく元気で、それがモットーでお客様の喜びの声をいただくことが嬉しいです。
日曜日は従業員さんを休ませてあげたいので主人か、私が対応してます。365日年中無休で対応していきたいと考えています。また、いらしたお客様を「お見送りまでする」というのは創業当時から自分なりに大事にしている事です。
お客様を大事に考えるのが私の仕事だと考えています。初心を忘れるべからずです。
工事の現場で対峙するのは、無機物であっても、それを使うのは結局は人。
使う人の事を真剣に考えて、真摯にお客様に対応してきたからこそ、今の堅実な杉本設備さんの姿があるのかもしれません。
決して目立つ仕事では無いかもしれませんが、だからこそ良い仕事が求められる。
更なる成長を続ける杉本設備さんで、これからの職人として活躍の場を拡げていきませんか。