創業40年。あると“ほっと”する薬箱。地域の健康を守る薬屋さん~竹内薬品株式会社~<医療・福祉>
- 2019/2/19
- 営業職

竹内薬品は漢方の里と呼ばれる丹波市山南町にあります。置き薬といえば馴染みがある方も多くあるのではないかと思います。風邪の引き始め、お腹の調子が悪くなった時など、家庭にあると助かる薬箱。そんな置き薬のお仕事についてお聞きしてきました。
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・創業から40年、お客様に笑顔と元気を届ける会社。
・自分の健康は自分で守る時代に、セルフメディケーションとは。
・良いことはすぐ共有。前向きに切磋琢磨できる職場。
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代表取締役 竹内秀介さん
創業から40年、お客様に笑顔と元気を届ける会社。
会社についてお聞かせください。
弊社の仕事はいわゆる「置き薬」です。正式には「配置販売業」といいまして、富山に端を発し、江戸時代から300年以上続く「家庭常備薬一式を各ご家庭に無償で置いていただき、後日訪問した際に使った分だけ後払いしていただく」というシステムの下で事業展開しています。都道府県知事が発行した配置従事者身分証明書を携帯したスタッフがお伺いします。南は三木市、小野市、北は宮津市、舞鶴市、小浜市、若狭町まで。兵庫県中部、京都府北部、福井県嶺南部のお客様にご愛顧いただき、昭和54年の創業から今年で40周年を迎えます。
配置販売業のお仕事について詳しくお聞きしてもよろしいでしょうか?
配置販売業、置き薬といった方が良いでしょうか。若い人には聞き馴染みのない古めかしい印象の仕事かもしれません。基本的には、新規の飛び込み営業ではなく、定期的にお客様を訪問する”ルート営業”になります。
定期的にお客様のお宅に訪問して、お客様に安心して使用していただくために、お薬の期限をチェック・入れ替えを行います。ご使用いただいた分だけ、お代をいただくといった業務内容になります。
我々の業界ではこのシステムを”先用後利(せんようこうり)”といいまして、まずはお客様のお役に立ち、利益は後にいただく。お客様にお薬を預けておき、次回の訪問時に使用した分だけ代金を受け取る。といった昔から続くお互いの信頼関係の上で成り立つ商売です。
置き薬を愛用される方はどのような方が多いのでしょうか?
近年は、医薬品を購入する方法というのは、置き薬だけではありません。ドラッグストア、インターネット販売、コンビニでも販売が始まりました。
だからといって、置き薬の必要が無くなったというわけではありません。”急にお腹が痛くなった”などの咄嗟の時や、高齢化が進む中で買い物に行くのも一苦労される方々、お店のない地域など、多くの方に現代においても必要とされています。
自分の健康は自分で守る時代に。セルフメディケーションとは
近年では平均寿命が長くなり、日々の生活習慣が重要になる現代社会において、どのように健康で長生きできるかが問われています。最近ではよく耳にする機会が多くなりましたが、「セルフメディケーション 」という言葉をご存知でしょうか?
セルフメディケーションとは「自分自身の健康に責任を持って、軽い体調の不調は自分で手当しましょう」と世界保健機関(WHO)が定義しています。もっと簡単に言いますと、「自分の健康は自分で守る」ということです。
セルフメディケーションについて深く知り、行い努力をすることで、
・毎日の健康管理の習慣が身につく
・医療や薬の知識が身につく
・病院にかかる手間や時間が省かれる
・通院が減る
・国の医療費削減にも貢献できる
といったことが実現できます。また生活習慣を見直すことで、「生活習慣病の予防」といった病気への対策を行うことができます。
私たちは、医薬品や、サプリメントといった商品を販売することだけが仕事ではありません。お客様が深く健康に対して知識を持つことをお手伝いすることが大切な仕事です。その中でお客様が必要とされるお薬をご提供・ご提案することこそが私たちの仕事なのです。
医療や薬を提供するのではなく、お客様に選んでもらうことが大切だということですね。
結局のところ、お客様に元気で長生きしていただく為には、お客様自身が健康について深く知識を持ち、その中で、どのように生活改善をして、健康に対してどう自身で向き合うかが必要になりますからね。
しかし、私たちが対面するお客様は、八割以上が60歳以上の年代層の方々です。インターネットを使い情報を知ることができる方ばかりではありません。
その中で、私たちが行なっていることがあります。それはお客様への情報発信です。
お客様に対して行なっていることは、大きく分けて3つあります。
まず1つ目は、薬屋の業界内で有志を募って、情報冊子である「くすりばこ」を発行しています。内容は健康情報、健康レシピ、スタッフの紹介など読み応えのある内容になっています。
2つ目は、竹内薬品を身近に感じていただけるようにと、自社で作っている定期刊行紙を訪問時にお客様へお配りしています。
最後に3つ目ですが、地元紙である丹波新聞に月一回、健康コラムを掲載しています。
訪問時の会話だけでは情報の大半は記憶に残りませんし、ご面談いただくお客様だけでなく、そのご家族様もまた大切なお客様ですので、書面による健康情報の発信も心掛けています。
今求人募集されていますが、どのような人材を募集されていますか?
エネルギッシュな正社員を募集しています。弊社の理念である「ラブ・スマイル・元気」をお客様に、真心で笑顔と元気をお届けできるような方がいいですね。
希望年齢などはありますか?
25〜45歳ぐらいの方を募集しています。男性女性は問いません。現在女性スタッフが3名、男性スタッフ17名になります。女性の方でも働きやすい環境だと思います。
勤務時間についてお聞かせください。
朝は8:30からで定時が17:30になります。ただし、お客様に合わせて訪問しますので、18:00以降に訪問するといった場合もあります。
必要な資格はありますか?
登録販売者という資格が必要になります。入社後、資格取得をしていただくことになります。取得することで一般用医薬品(約9割)の販売が可能になります。
入社後は仕事を覚えていただいて、先ずは業務に慣れていただきます。その中で、資格取得に向けての勉強の場も社内で用意していますので、1年後には資格取得を目標に準備を進めます。
他にも医薬品を販売する上で知識が必要になると思いますが、研修等はありますか?
商品や健康に関しての勉強会や研修というのは定期的に社内で行なっています。ですから、入社後に必要な知識などは習得できます。
社内の職場環境についてお聞きしてもよろしいでしょうか?
スタッフ同士の関係性はとても良いですよ。上司が部下に対してトップダウンで高圧的に物を言うといった会社ではありません。
私自身、そんな会社の雰囲気にはしたくありません。ですから仕事に前向きに取り組めるような、明るい職場づくりを心掛けています。社長とスタッフとの距離も近い会社ですね。気軽に、社長室にスタッフが来てくれます。
スタッフ同士で交流できる機会はありますか?
現在、本社が丹波市山南町、営業所が京都府福知山市に、そして福井県に出張所があります。3ヶ月に1回は必ずスタッフ全員が顔を合わせる全体会議があります。また忘年会は必ずやりますね。他には、毎年7月には有志を募ってバレーボール大会に出場しています。
バレーボール大会ですか?
地元、山南町で開催しているバレーボール大会です。福知山や丹後からも腕に自信があるスタッフが集まりますよ(笑)
営業課長 上田寿則さん
良いことはすぐ共有。前向きに切磋琢磨できる職場。
上田寿則といいます。53歳になります。27歳で入社しましたので勤続26年になりますね。現在、本社で営業課長として営業スタッフを指導しています。
薬屋さんの業務についてお聞かせください。
お客様から、健康に関する相談を受け、その上でお客様が”今後どのような生活が送りたいか”ということを大切に、生活習慣の見直しや、必要に応じた商品のご提案をしています。
仕事のやりがいとはどういったところにありますか?
お客様に体の相談を受け、私たちが生活習慣や商品を提案しますよね。その後お客様の健康状態が改善した時にいただける喜びの言葉をお聞きした時が本当に嬉しく、この仕事のやりがいを感じますね。
健康状態が改善することで、お客様に喜んでいただけるだけはなく、信頼関係も深くなりそうですね。
そうですね。ですから、お客様と仲良くなることで、1件あたりの滞在時間が、1〜2時間にもなることもあります。仲良くなると、体の話以外に、お互いの家族の話や、趣味の話とか世間話に花が咲きますね。
これは私の話ではありませんが、他のスタッフはお客様のお宅に、休みの日に子供を連れて遊びに行った、という話を聞いたことがありますね。そういったお客様と関係性、繋がりというのでしょうか、いい仕事ですよ。ほんとに。
仕事をする中で大変なことはありますか?
スタッフ1人に対して約800軒のお客様を担当しているのですが、1日に13件を訪問しないと、周期に遅れが生じてきます。なので、日々13件をタイムスケジュール通りに訪問するといったことが苦労しますね。有り難い話なのですが、思わぬ健康相談をいただいて思わぬ時間がかかることもありますので。
段取り八分といいますか、事前に13件を訪問するための予定を組んだりすることや、お留守の場合もありますので、そういった場合に対応できる仕組みをつくることが重要になってきますね。
あとは、保険や不動産といった営業とは違い、一回の契約が大きく売り上げに関係するような仕事ではありません。日々13件を訪問して1軒1軒を大切にコツコツと積み上げることが大切であり大変な部分になるのかもしれません。
職場環境について教えていただけますか?
スタッフ同士がお互いに情報を共有して、前向きにいい雰囲気で仕事をしていますよ。縦の社会ではなく、横のフラットな関係性というのでしょうか。私より歳が一回りも下のスタッフが「こんな方法を使うと上手くいった。」と聞くと、私もすぐに実践して行いますし、私自身大変勉強になります。
皆さまいかがでしたでしょうか?お客様に寄り添い健康を提案する会社。竹内薬品では、職場で働くスタッフの皆さんが日々切磋琢磨し、楽しく仕事をして、お客様に健康と笑顔をお届けされています。そんな笑顔と元気が溢れる会社で貴方も働いてみませんか?
《正社員募集詳細》
求人番号 | 28130-4600581 |
求人情報の種類 | 一般(フルタイム) |
事業所名 | 竹内薬品 株式会社 |
代表者名 | 代表取締役 竹内秀介 |
所在地 | 〒669-3105 兵庫県丹波市山南町北太田246 |
職種 | 一般用医薬品、医療用具などの販売(トライアル雇用併用求人) |
雇用形態 | 正社員 |
年齢 | 45歳以下 |
就業時間 | 08:30~17:30
休憩時間75分 時間外あり(月平均15時間) |
賃金 | 月給 基本給(月額平均)
220,000円~220,000円 |
就業場所 | 〒669-3105 兵庫県丹波市山南町北太田246 |
福利厚生 | 通勤手当:なし 加入保険:雇用 労災 健康 厚生 退職金制度:あり |
※この求人情報は、ハローワークが受理した求人票から、その一部を抜粋して掲載しています。さらに詳しい情報はハローワーク求人情報をご覧ください。
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