
今回ご紹介する求人は、自ら商品企画した製品をお客様に届ける喜びを知れるお仕事のインタビューです。
株式会社ヒロオカ(丹波市氷上町)は、縫製技術の強みを軸にビジネスバッグ、ゴルフカート
や医療機器に利用されるカバーなどを幅広く企画、製造されています。
——————————————————————————————–
・商品企画できるお仕事で求人募集!未経験でも大丈夫!
・クーラーバッグやビジネスバック等の生活に身近なものに携わる。
・日常会話からアイデアが生まれる職場。
——————————————————————————————–
はじめに、代表取締役である堂東貢祐さんにお話を伺いしました。
商品企画し、お客様に提案するお仕事で求人募集されていると聞きました。まずは、そのお仕事でどんな製品を扱われるか伺いたいです。
結婚式等での引き出物に使われるカタログギフトというものがありますよね。一度はカタログを手にとられたことがあるかと思います。そういったカタログに弊社の製品は掲載されています。
カタログには食品や家電等の様々な商品が掲載されていますが、当社はアウトドア分野でのクーラーバッグ、ファッション分野でのビジネスバッグ等に特化して商品開発を行っています。これらの分野では全国でもトップに位置しています。
なるほど、生活のなかで使われる身近なものを扱われているのですね。今回募集される求人の仕事内容は何でしょうか?
自ら商品企画し、お客様に提案することです。お客様の要望を聞き、どういうものをつくるか考え、試作品を提案し、すり合わせて、完成という流れですね。
カタログギフト用品を販売する会社がお客様になります。お客様のニーズを掴みながら、商品企画していきます。
自分で考えたアイデアが製品になり、世の中に出ていくのですね。一般的なメーカーの提案営業とは違いますよね?
そうですね。弊社では、社員が企画して形にした製品がかなり多いです。自分でつくるからお客様に提案したいという想いも湧いてきます。
開発する商品は、お客様が要望されるものに付加価値を加えて、提案するように心がけています。ニーズや時代の流れを感じることも大切です。日常生活からアンテナをはり、商品開発に努めています。
“こんな機能があればいいな”や“こんなデザインならおしゃれ”だなといったアイデアを思い浮かべながら、製品イメージをつくっていくそうです。
実際に商品が採用されると、何とも言えない充実感を味わうことができます。新しく入社される方には、そういう経験をしてほしいですね。
製造は社内の工場でされていますか?
はい、日本の当社工場でも、ゴルフ関連商品やオードバイ用品を多々製造しています。一方、カタログギフト用品に関しては中国の工場で委託製造してます。中国で働かれている方はみなさん日本語が上手ですので、日本語でやりとりしますよ。
“ウィーチャット(we chat)”という中国版LINEをよく使います。試作開発や、製造の進捗具合について毎日頻繁にやりとりしますね。中国の現地には定期的に訪れています。食べ物もとても美味しいですよ。(笑)
自ら考えた製品アイデアが海を渡り中国で形になり、そして日本にまた戻ってくるという過程をイメージすると、スケールの大きなお仕事だと感じます。
求める人物としては、やはり営業経験者とかですか?
いえいえ、経験がなくても大丈夫です。ハードルが高いように思われるかもしれませんが、はじめは私自身も何の知識や経験もありませんでした。ですが、お客様との約束は守る、挨拶をしっかりする等、まずは基本的な事が大切かと思います。先輩社員もいますので、丁寧に教えてもらう事もできますし、相談もできる環境です。一つずつステップアップしてもらえればと考えています。
モノづくりが好きな人や、ファッションやゴルフ、アウトドアに興味がある人も歓迎です。
皆さん明るく活気があるように感じます。働く環境はどうですか?
有給休暇取得率はとても高く、取得しやすい土壌をつくることを心がけています。小さなお子さんがいるお母さんもいますし、体調がすぐれない時もあります。また家庭事情もありますので、できる限りこれらに配慮して有給取得してもらっています。時間単位でも有給消化できます。
勤務時間は、社員が8:00~17:10まで、パートが9:00~16:10までです。残業はほとんどないのですが、残業があるときでもみなさん協力的にしてもらっています。
苦い経験から辿り着いた、日常会話からアイデアが生まれる明るい職場
職場環境についてお伺いしたいです。社員の方はどんなふうに働かれていますか?
毎朝の全体ミーティングでは、“こういうことをやってみたらいいのでは”とか、“ここの効率を改善したい”とか、アイデアを出してくれます。改善・要望シートを現場に貼付け、意見を発信、周知しやすくなるようにも工夫しています。現場作業の改善アイデアは、現場の女性スタッフから出てくることもしばしばです。
例えば、大きな生地を縫うときに何回かテーブル間を移動させるのですが、生地がかさばって動かしづらいんです。あるとき、女性スタッフから衣類をかけるパイプハンガーに生地をかければ移動させやすいというアイデアが出てきたんですよ。それで、女性スタッフが家からパイプハンガーをもってきてくれて、試してみたら本当に移動させやすくて。場所も少ないスペースですみ、作業効率も格段に上がりました。すぐに近くのホームセンターにパイプハンガーを買いに行きました(笑)
商品開発も普段の日常会話や毎朝の全体ミーティングでぽろっと出たアイデアを拾われている印象です。
中学生のお母さんでもあった社員のアイデアから生まれた、スクールバッグに被せる
雨除けカバー(丹波市内の3町で採用)
会話できる雰囲気づくりをかなり意識しています。“生き生きと働く”には、自分の意見を抵抗なく言える環境が必要だと思います。そうなるために、代表である自分から声をかけていきます。向こうから話しかけにくい面もあると思いますので。
実際に現場見学をすると、見ず知らずの自分に対して社員のみなさん自ら挨拶してくださいました。確かに気さくに抵抗なく話せる空気がこの会社にはあると実感しました。ただ、和やかな雰囲気になるまでには苦い経験があるそうです。
代表を継いで3年ほどは独りよがりなやり方をしていました。人の意見もほとんど汲み取っていませんでした。雰囲気は最悪でしたね。社員の不満がどんどんたまって、あるときにぶつかる機会があり、それを機に大いに反省しました。
その後は、自分の意識改革と生き生きと働ける職場環境づくりに取り組んできました。まずは自分から挨拶をするといった小さいことからです。
職場の空気が良くなり、結果的に業績もアップしたそうです。さらに、今後会社として目指されていることを聞いてみました。
ニッチな分野で日本一ですね。弊社は、大手が参入していないニッチな市場に参入しています。弊社の製品がないとカタログにならないとおっしゃって頂いたことがありました。そういう日本一を目指していますね。“あそこの会社は良いモノをつくるな、あそこに頼めば何かつくるんじゃないか”と、必要とされるように精進していきたいと思います。
創業当時は、自転車のハンドルカバーを製造し、その後、オートバイメーカーの純正用品、今ではゴルフカートメッシュシートカバーや医療機器カバーにも参入しています。様々な製品を作っていますが、創業当時から一貫してミシン縫製を強みとしています。今後もミシン縫製という軸は変えずに、ニーズや時代の流れをキャッチしながら作る製品は変化していきます。“誰もやらないを実現する”をモットーにニッチで日本一を目指します。
試行錯誤のなかにあるやりがい。自分のこだわりが出せるモノづくり
続いて、商品開発の業務をメインで担当されている芦田さんにお話を伺いしました。入社されて1年目の方で、前職は今と関係のない個人宅配のお仕事をされていたそうです。
まずは今の仕事内容についてお伺いしたいです。
今は社内製造の現場管理と商品開発を担当しています。現場管理の業務では、製造計画をたて、進捗をみながら現場との調整をおこないます。
商品企画は、主に大手オートバイメーカーとの共同開発で、お客様とやりとりしながら製品を形にしていく仕事です。まず、お客様が描かれたイメージ図をもとに試作品をつくります。それで、お客様と“こういうのはどうですか?”とすり合わせながら、完成を目指します。
お客様が描かれたイメージ図ですぐに完成品はつくれますか?
いや、なかなかつくれないですね(笑) お客様はイメージを平面図に描かれます。それを立体的におこしていくと、縫製上どうしても形にならないところがでてきます。そういうときは、“こういう方法だったらできますよ”とお客様に提案させて頂きます。
製図どおりにできることは少ないんですね。試行錯誤しながらつくるという感じですか?
はい。すんなりといくケースは少ないですね。縫製が難しい部分をミリ単位で足したり、削ったりしながら調整します。もう頭を悩ましていますね(笑)
やりがいがありそうな仕事ですが、本音の部分では大変なことも多そうですね?
そうですね、大変ですね。ただ、やりがいは今までで一番あります。上司から多くのノウハウを勉強していますが、まだまだ吸収途中です。
入社して1年で知識がまだ浅いので、製品の試作で煮詰まったときにどうすればいいかのアイデアが浮かんでこないときは多いですね。煮詰まったときにぱっとアイデアが出てこないのが苦しいです。
“苦しい“という言葉に、ただしんどいというよりも、自分が考えたモノを形にする試行錯誤のやりがいが感じられます。
煮詰まったときは、スポーツ量販店に行ってカバンを見て、何かヒントはないか探しています。頭で考えても引き出しがまだ少ないので、実際に見た方がはやいかなと思って。
試行錯誤がなかなか大変そうですが、楽しそうでもありますね。つくった製品をお客様に見せたときの反応はいかがですか?
つくった製品を見せたときのお客様の反応は良いので、それだけでやりがいがあります。お客様は生地のこだわりとかはもたれていますが、縫製についてはこちらのほうが専門ですので、こちらの意見を丁寧に聞いてくださいます。もっと応えられるように頑張りたいと思いますね。
他の製品を見て、着想を得る。その着想をもとに試作し、お客様に提案し意見を聞く。そして、さらに改良していく。そこには、自らが考えたモノを提案する喜びがあるのではと感じます。
モノづくりに関わるお仕事ということで、もともとこういったお仕事をされていたんですか?
いえ、全くですね。前職は個人宅配の仕事をしていました。介護の都合で仕事を変えることになり、求人を探していたんですよ。たまたまゴルフを始めた時期でして、ゴルフ製品を扱っているということでHPを見て興味をもちました。で、職種未経験でも大丈夫とのことでしたので応募しようと。
ゴルフというところから興味をもたれた?
自分が全く知らない製品よりも、知ってる製品の会社に行く方が安心できたんで。あとは、僕は細かい作業とかが結構好きなので、性格的にも合うかなと。
入社されてみて、お仕事とか職場環境とかはどうでしたか?
社員のみなさんがよく声をかけてくださいましたね。“今どんな仕事してるの?”とか“もう慣れた?”とか。あとは、自分の仕事ぶりに気づいて評価してくださることが多かったです。
入社した間もないころに、担当した生地の裁断で、“生地の裁断がきれいで、私たちもミシン縫いがしやすい”と褒めてくださいました。自分が気になったので裁断の作業場を掃除したときは、“きれいになったね”と言ってくださったり。
いいですね、自分が気になったことは自分から仕事にしていけるという感じですか?
そうですね、自分が“こうしたほうがいいのでは?”と思ったことを素直に言えば、社長も後押ししてくださいます。個人的には、もっと現場でのモノの整理や作業効率の改善についてよくしていきたいと考えています。
今回のインタビューで、一貫して感じたのは「自分で製品を考え、形にして、届ける」ということです。試行錯誤を重ねた製品をお客様にお届けできる喜びは計り知れないものがあると思います。ぜひ興味がある方は問い合わせてみてください。
《フルタイム職員募集詳細》
求人番号 | 28130-2219391 |
求人情報の種類 | フルタイム |
事業所名 | 株式会社 ヒロオカ |
代表者名 | 代表取締役 堂東 貢祐 |
所在地 | 〒669-3461 兵庫県丹波市氷上町市辺102番地の1 |
職種 | 商品企画開発 |
雇用形態 | 正社員 |
年齢 | 40歳以下 |
就業時間 | 8:00~17:10 時間外あり(月平均15時間) 休憩時間 70分 |
賃金 | 月給 基本給(月額平均) 203,000円~235,000円 |
就業場所 | 事業所所在地に同じ |
福利厚生 | 通勤手当:あり(上限5,000円まで/月) 加入保険:雇用 労災 健康 厚生 退職金共済 退職金制度あり |
※この求人情報は、ハローワークが受理した求人票から、その一部を抜粋して掲載しています。さらに詳しい情報はハローワーク求人情報をご覧ください。
※内容は、掲載時から変更になっている場合がございます、詳しくはお問い合わせください。