薬剤師と患者さんとの関わり合い~株式会社ひやく~<医療・福祉>
- 2019/11/1
- 技術職

今回紹介するのは、調剤薬局での仕事。
地域に根づき、患者さんに寄り添った関わりを求められるように変化しつつある薬剤師。
これからを見据えた働き方とともにお話を伺いしました。
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・丹波地域に根づく調剤薬局を運営!
・薬剤師の人材募集中!
・薬を調剤する場から患者さんに向き合う仕事へ。
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丹波地域に根づく調剤薬局
丹波市内で3店舗の調剤薬局を運営されている株式会社ひやく。平成4年に設立され、丹波市を中心とした地域の患者さんに利用されています。
株式会社ひやくの役割は3つだと思っています。1つ目はお医者さんの処方箋に従って正確に調剤すること、2つ目は患者さんがどんな薬を飲んでいるかを理解・管理すること、そして最後に患者さんに副作用等の異常が起きていないか把握することですね。まとめて言えば、患者さんの薬の安全・安心を守ることが私たちの役割です。
このようにお話されるのは、事業責任者の梅垣さん。明るく快活な方です。
病院やクリニックの前で薬局を運営されており、お医者さんからの処方箋をもった患者さんが多いようです。2019年度に開設された丹波地域最大規模の丹波医療センター前でも薬局を開かれています。
うちの特長的なところは、ドライブスルー対応していることですね。例えば、足が悪くても車を降りずに薬を受け取れる、お子さんが風邪をひいたときでも車に乗せたまま薬を受け取れる、といった利便性があります。結構、ドライブスルーを活用されますね。
利便性をより良いものにするために、昨年からドライブスルー対応を始められました。国道沿いに目立つ黄色の看板を設置され、それを見て来る人が多いようです。
柔軟なコミュニケーションが大切な薬剤師の仕事
現在、株式会社ひやくでは薬剤師を募集されていますが、どんな人と一緒に働きたいと思われますか?
相手の気持ちを理解できるとか、ちょっと気が利くような人と一緒に働きたいなと思います。やはり現場では柔軟にコミュニケーションをとれることが大切です。調剤の仕事は細かい作業の連続で緊張感があります。そのなかで他の薬剤師と連携をとるケースが非常に多く、正確でスピーディーな意思疎通が求められるので。
人間関係で悩む薬剤師は多く、一緒に働く人といかに良好な関係を築けるかは大切です。株式会社ひやくでも、丁寧な関係を築ける人を求められています。
梅垣さんは、他の薬剤師や医療事務の人と働くときに、コミュニケーションで意識されていることはありますか?
僕の場合は、何かしてもらったら必ず「ありがとう」と言うことですね。自分がしたことをしっかり評価してもらえれば、やった甲斐がありますよね。なので、感謝を伝えるようにしています。
さらに梅垣さんは、これからは患者さんとの関係性も大きく変わっていくと仰られます。
薬局に求められることが、モノからヒトへと移っていきます。調剤業務が人から機械やAIに代替され、人は患者さんとコミュニケーションをとる対人業務へと変わっていく流れです。そうなると、患者さんと話す・聞く時間が長くなります。コミュニケーションが苦手な薬剤師も多いですが、その能力は伸ばしていく必要を感じます。
薬を調剤する場から、患者さんと関わりながら最適な薬を提供する場へと調剤薬局は変化していくようです。それに伴い、薬剤師が担うべき役割も変わっていきます。
あとは、筋肉痛や花粉症などの軽医療の薬への対応も増えていくだろうと思います。そうなると、お医者さんからの処方箋をもとに薬を渡すのではなく、自分で患者さんの話を聞き薬を決める必要も出てきます。よりコミュニケーション能力や病気・薬の知識が必要ですね。
患者さんとの関わり合いを大切に働く薬剤師
続いて、現場で薬剤師として働かれる柳川瀬さんにお話を伺いました。薬学系の大学で地元の丹波市を離れられていましたが、卒業を機に戻ってこられました。
親のそばで暮らしたいと思い、丹波市にUターンしてきたんです。株式会社ひやくは、旧柏原病院の前に薬局があった時代から知っており、馴染みがあったので就活の時にぜひ職場見学しようと思いました。職場見学をした際には、結構忙しそうだなと感じたんですが、一方自分で頑張れそうだと感じたので就職を決めました。
就職してみて、学生の頃にイメージしていた薬剤師の仕事とギャップはありましたか?
はい。机の上で学んだことと、現場で求められることに差があったことですね。学生の頃に、学んだ知識を現場で上手く活用するのがなかなか難しいです。処方された薬がなぜ目の前の患者さんに選ばれたのかわからなかったり、どう説明すればいいかも困りました。
覚えた知識を現場で上手く活用するには、実践を積みながら理解していく必要がありそうです。勉強→現場で実践→勉強のサイクルが大切なようです。
入社当時は患者さんが増え対応するべき処方箋も多くなると忙しくなりアップアップになりがちでしたが、1年ほど経つとだいぶ慣れてきましたね。
入社当時と現在を比べて、ご自身の働き方で変わった部分はありますか?
患者さんとスムーズにコミュニケーションをとれるようになりましたね。入社当時は、患者さんと向き合ったときに何を話せばいいかもわからなかったです。あとは、なぜこの薬が処方されたのかといった薬の知識面も充実しました。普段から現場でいろんな薬に触れていると、覚えていくものですね。
子どもの頃から、医療や福祉の分野で誰かの役に立ちたいと思われていた柳川瀬さん。患者さんとの関わりについて、今後のビジョンをお話いただきました。
患者さんの生活に役に立つお話もできるように今後はなりたいです。薬のお話以外でも、薬剤師目線で役立つことを伝えていきたいです。患者さんの生活状態を知れば、より効果のある薬の飲み方のお話もできますしね。
薬剤師とともに、薬局運営を支える調剤事務
続いて、調剤事務として働かれている方にもお話を伺いました。縁の下の力持ちのように、薬局運営を支える仕事。
薬剤師との関わりも多い、調剤事務とはどんな仕事なのか。調剤事務の方から見た、株式会社ひやくについて聞いてみました。
調剤事務の仕事とはどういうものでしょうか?
主な仕事内容は、患者さんの対応や会計になります。患者さんから処方箋を受け取り、その内容をパソコンに入力しています。患者さんとのコミュニケーションも多く、保険について質問され丁寧に答えたときにありがとうと直接言われる時は嬉しいですね。
薬剤師のサポートを行う仕事です。患者さんの対応の他、お薬手帳の発行や処方箋の確認も担われます。薬剤師は薬を調剤する役割があり、調剤事務は薬局運営を支える役割があると言えます。
調剤事務として株式会社ひやくで働かれて、良かったと思える点は何でしょうか?
徐々にできることが増え、成長できている実感があることですね。入社当初は、想像以上に忙しく感じましたが、今では業務を一通り覚えることができ、慣れてきました。わからないことがあるときにも、ばたばたしていない時間を狙えば気軽に先輩社員に質問できる職場の雰囲気のおかげだと思います。
時間帯によっては患者さんの人数が多くなり、対応に手一杯になることもあるそうです。薬剤師と調剤事務が互いに意思疎通を図り、仕事を前に進めていくことが求められます。
ちなみに、患者さんが増え、バタバタしているときに自分を落ち着ける方法は何でしょうか?
一息つくために、深呼吸するようにしています。あとは自分に落ち着くように言い聞かせていますね(笑)。
患者さんとどのような関わり合いをもっていくのか。
お話を聞いていると、そこは重要な課題なようです。
地域に根づき、そこで暮らす患者さんとともに働く。
そんな株式会社ひやくでの仕事はいかがでしょうか。
《フルタイム職員募集詳細》
求人番号 | 28130-2829591 |
求人情報の種類 | フルタイム |
事業所名 | 株式会社 ひやく |
代表者名 | 代表取締役 足立義雄 |
所在地 | 〒669-3309
兵庫県丹波市柏原町柏原5216 |
職種 | 薬剤師 |
雇用形態 | 正社員 |
年齢 | 64歳以下 |
就業時間 | 09:00~18:00
時間外なし 休憩時間 60分 |
賃金 | 月給 基本給(月額平均)
250,000円~400,000円 |
就業場所 | 下記3か所のいずれか
*丹波市氷上町石生2093(ひやくセンター薬局) *丹波市柏原町母坪350-5(ひやく薬局ほつぼ) *丹波市柏原町母坪325-1(アット調剤薬局) |
福利厚生 | 通勤手当:上限あり(20,900円/月まで) 加入保険:雇用 労災 健康 厚生 退職金共済退職金制度なし |
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