<たんばの社長 インタビュー vol.1>住まいから自然・食・命・地域の宝を守っていく「住まいる丹波の住処・津根代表理事」

 

自然・食・命・地域の宝を守っていく。

 

地域がとにかく良くなることを。地域にはものすごい宝がある。自然が、命を育む食が、水力や太陽光のようなエネルギーも、こんなすごい宝をそのままにしているのはもったいない。

 

 

 

一般社団法人住まいる丹波の住処の津根代表理事は熱をもって語ってくれた。ご自身で経営する津根工務店では200軒以上、丹波市の家を建ててきた。さらに丹波市建築協会連合会の会長を7年勤め、その上でこの地域の宝を守っていくために、若い人の力が必要だと力強くおっしゃいます。

 

 

若い人材に、継承してもらうこと

 

 

自分の住んでるところにある宝が世の中に出るように、全てが受け入れられて楽しめる、気持ちがひとつになるようにすることができないのだろうか、それを建築で叶えられないだろうか、津根代表のお話は自分の利益や損得より地域や、その先にある大事なものを捉えているように感じます。

 

 

 

若い力って本当に大事。一番大事だと思ってる。これからの時代を背負っていく子らを育てないでどうすんの、って思ってる。うちの工務店でも弟子は3人育って、ここには4年か5年くらい見習いの期間中だけおったらええから、その後は独立せえ、って。その間に資格取れって資格取らせて、そうやって独立したらみんな成功してるよ。

 

 

津根代表は、ご自身の工務店を継がせるためではなく独立して一人でも多く建築の技術を継承してくれたらいいと語ります。住まいるたんばの住処はそうやって若い人たちに地域の宝を守っていってほしい、活躍する人材を育てるんだという想いで設立したばかりの法人です。

 

 

若者が自分の思うことを形に表せる場

 

 

今は、技術だけではいかん。経営のこと、地域のこと、人とのつながり、幅広く覚えていかないかん。ただ仕事を覚えればいいという時代ではないから、大変ではある。けれど、需要が減ってきたことで大工を志した子たちが建築の技術を学べる職業訓練センターは丹波エリアからなくなっていく。なんとか現場の技術を継承していくにはどうするか考えた。行政とつながりをもって、地域のことを考えて技術を継承していくための、若者が学ぶための場所が必要だった。

 

 

 

地域には宝がある。それに光を当てたいというお気持ちを持ちながら、同時に需要が減っていく現実にも直面し、津根代表が考えたのは、建築に関わるたくさんの事業者で若い人を育てていく、仕事を紹介していくための法人でした。こういうところで付加価値を作りたいんだ、その人その人に合ったものを提供していく、ロボットじゃできない仕事を、ここで「何をやりたい」を持っている若者に是非来て欲しいんだと語る姿は真剣でいて、どこか少年の様なまっすぐな想いの伝わる言葉です。

 

 

最高の田舎、日本のモデルになるような場所を

 

 

何も無い田舎と見るか、自然・食・エネルギー全てがある場所だと感じるか。自分の見出していない宝をどう発見するか。何でも叶えられる、勘違いでもいいから良い方の勘違いをして、無いものを創り上げていこう、ゼロからのスタートでもやっていこう、という若者を応援するんだと津根代表はおっしゃっていました。

 

 

 

 

設計から施工まで全てやるからこその、喜びがある

 

 

 

施主の意見を反映して、直接施工することで、「こう言ったけどやっぱりこっちの方がいいかなあ」「あ、ほなそうしよか」と作り手と住み手が一緒になれるというのが一番の魅力だと津根代表。効率化ばかりでなく、作り手と住み手が理想を考えていくことこそが我が喜びと嬉しそうに語ってくれました。

 

 

心を素直に、身をマメにすること。

 

 

多くの地方部と同じ様に、今まで丹波市には大工さん、技術系の職につきたいという方が門を叩ける場所がなかなか見つかりにくいという面がありました。

 

 

(私が関わる)丹波市の建物全部任せたい、そのくらいの気持ちがある。受け皿もひとつではない、他の大勢で一人の若手をみる、という形もできる可能性はある。

 

 

 

勉強せなあかん、自分に足りないことはみんなに教わっていけばいい。心を素直に、身をマメにすること。最高の作戦は動くこと、動いたら見えてくるから。不平不満を言うとるときは、ずっと外を見てる。全部自分で外に求めても答えはないから、自分を磨き作り上げることが人生って、そう思うよ。

 

 

津根代表の言葉は、どれも実直で嘘がない様に感じます。そして、こんなにも地域のこと、未来のことを考えている工務店さんがあるのかということにも驚きました。こうして設計から施工までを手がける津根代表の組織した新しい法人ができたことで、もし「今までやりたいと思っていたけど求人がなかった」という方にもチャンスが生まれたのではないかと思います。

 

 

 

 

 

小さい頃から良いものに出会うと震える、高ぶって寝られなくなると、少年の様にキラキラした目で話す津根代表。「自分の一生って何なのかと考えた時に、自分自身の宝を発見するために与えられた環境だと思う。地域にしてもそう、任された地域をどう良くしていくか。」ひとつひとつの言葉に重みと芯があって、楽しいインタビューでした。この場所に”konoe”として次に載るのはあなたかも?地域への、人生への熱い挑戦お待ちしております。もちろんあなたのその夢に、スタッフも全面協力します!

 

 

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