【社長対談Movie#2】木材会社から建築施工・そしてオリジナル商品開発へ。木を主体とした、業界注目の丹波発の新しい商材とは?〜イクジウッド株式会社~<製造業>

安)こんにちは。丹波市移住定住相談窓口、ローカルキャリアオンライン。
本日はですね製材と木材を使った建築施工をされているイクジウッドさんの足立社長にお話しをお伺いに来ました。どうぞよろしくお願いします。
会社、イクジウッドさん。カタカナでイクジウッドさんだと思うんですけども、元々「イクジ」っていうのはどこからこられてるんでしょうか?
足)えっとですね、うちの祖父が創業したんですけども、大正14年に創業した時に足立幾治商店という名前で鉄道用のですね、当時国鉄の線路に敷く「枕木」を作る仕事から始めておりまして、でまぁ足立幾治商店ということで長くやっとったんですけども、平成10年の法人化をする時に社名をイクジウッド株式会社にしたんですね。
名前はね、足立幾治商店の時代にうちの社員がですねウッドデッキなんかに「イクジウッド」ということで、自分とこのブランド名みたいな形で先にそれを付けてて、社名を変える時にそれええな!ということで、それにしようかということでそこからですね。
安)社員さんが付けたんですね。
足)まぁ最初はそうですね。
安)鉄道の枕木っていうのはJRとかの線路の間にある
足)そうそう、線路の下に敷く枕木、今ほとんどコンクリートの枕木になってますけども一部ですね、鉄橋の上とか分岐のところなんかに、いまだに木の枕木を使ってますけども、まぁ当時は特に栗の木が主な材料だったんで。
安)すごい量ですね。
足)すごい量だね。あれ1kmでかなりの本数だと思うな。何千本ちゃうかな。
安)全国から集めてきて線路作ってっていう
足)そうそう。
足)昭和61年かな、僕がこっちに帰って来てまぁ建築の仕事を併せてやるようになって現在。
安)そういうことなんですね。社長がUターンで戻って来たということ?
足)そうそう。戻って来るまでは大阪の建設会社に。
安)それまでは純粋に製材だけをやってらっしゃったんですね。社長が代替わりして建築の方もやりだした。
足)そうそう。
安)社長は建築を学びに大阪へ出られてたということだと思うんですけど、何か思いがあって?
足)あまり建築という意識はなかったですけども、たまたま中学校の3年生の時の担任の先生がですね、家が製材やっていたもんですから高専行ったらどうや?みたいなことでね、建築学科行ったらどうやってことでね、建築学科を勧めて頂いて。そこからですかね。
安)家業は継いでいくイメージは思っていたんですか?
足)うっすらとあったんちゃいますかね。
安)なるほど。木材の関係のある建築の専門の方にいこうかなと。実はですね、あの私の会社でこれからお宿をやるんですけども、そこのお宿も建てて頂きまして、ありがとうございます。それも全部、天然の木を外壁にも使って頂いてお風呂の方にもですね、コンクリートを打った後、檜の板をはって頂いて。しかもガラスコーティングされているんですよね。
安)ガラスコーティングというのは、どういう技術になるんでしょう?
足)二酸化ケイ素のですね溶剤みたいな物を木材の道管に浸透させて硬化させて、撥水性能とかですね、カビとか腐れの防止等。衛生的にも非常に良いのと、食品安全衛生法の検査も、そっちも通っています。
安)それですね、ちなみに。
足)このサイズがうちで作っている一番大きなサイズなんですけども、お友達とか来られた時にこの上に好きな食材を置いてお酒を飲むと会話も弾むという。美味しく飲める。
安)なるほど、これ全くなんかコーティングしているようには見えないですよね。
足)本当に水でも油でも置くとサラッとはじく。
安)木の天然の質感とかは一切コーティングしたように見えない。
足)そう、そんなテカテカ、ある程度はね食器なんで清潔感が必要なんでちょっと違いを出してますけど。
安)手洗いができてこのまま直接食材を置いていったりできるという。飲食業の人とかにも良さそうですね。
足)去年、京都の方でFOOD COLLABO LABOというのがあってですね、そこには色んなサイズで出品したんですけども、結果京都の飲食店さんなんかにはご興味頂いてですね。
安)確かにこれ欲しいですね。これは檜?
足)これは欅。これが栗。今言うてた枕木なんかに使うやつ。これも栗。この黒っぽいのはこれ槐っていう木、ちょっと珍しいけどこれが本来の木の色です。
安)面白いですね。こういった、建築とはあまり関係のないところにもあると思うんですけども、建築だけじゃなくって木を使ったお仕事ってことも色々と。
足)そうですね。一つはね、何か自分のところでオリジナルの自社製品ってのを作って世に出したいな、って世に出すって言うと大げさですけどもそういう物を作っていきたいなというのが前々からあってですね、一つは木製品とかなるとかなり大きい物が多いんですよね。テーブルにしたって椅子にしたって。都市部でもなかなか置くスペースがないとかね、金額がやっぱりそこそこ高い金額の物なので、もっと手軽に自然な素材を家庭の日頃使いみたいなもんでね、是非皆さんに使って頂けたらありがたいなと思いますね。
安)求人サイトとして社長のお人柄をお伝えして、こんな仕事があるよというのを色んな人に紹介していくという目的で動画を撮らせて頂いているんですけども、実際に社長のところでイクジウッドさんで働くとしたら、どういったお仕事があったりするんでしょうか?
足)一つは製材工場の中でですね、機械のオペレーターであったり原木から製材する工程の中の段取りであったり、基本原材料から製品までという形の中で自然の物を相手にしますので、全く同じものから同じものを取るというのは、なんていうかな原材料が1あれば製品が8取れますよというようなことが確実に数字化してピッタリはいかないんですね。
原材料1に対して製品が0.5とかね、その辺の平均的なことはありますけど、やはり
そこらへんの勾配であったり、そこで携わる方の勘とか技術とか経験量とかが大きいかなということがありますね。もう一つはやっぱり紹介してもらったような自分とこの自社の製品としてね世に出すということで色んなことを考えたりですね、そういう仕事というのも今後大事かなと。で、もう一つは建築の設計施工ということで、これはちょっと資格とか経験とか必要ですからそれなりの技術というのが必要になると思うんですけども、僕のやり方というか、色んなネットワークがね、仕事はこの人にお願いするとか、外注であったり共同で仕事したりということで住宅なんかは作り上げていく。
安)お仕事の内容的にはイメージがついたんですけども、これシンプルで大丈夫なんですけども、社長としては一緒に働きたい人とかの、どういう人がいいとか何かお人柄的な。こういう人と仲良くなれるんだよねとかあったりしますか?
足)創意工夫をする人というのは好きですね。今日より明日。明日より今日。何かテーマを決めてですね、モノを作る上で何か少しでも良くなる方法はないかとね、やっぱりトータルで考えて納期もコストも品質も考え続けると絶対これ向上すると思うんですよね。それをやって実現したり、商品として製品として完成度高いモノであれば、やりがいもあるでしょうし、どこの業界でもそういう人というのは必要とされるであろう。
安)大体お話としては伺えたんで、最後会社としてでもいいですし、個人としてでもいいんですけど、会社やお仕事をこれからどうしていきたいなとか、こんなことも今考えているんだよということがあれば。
足)先ほども言うたようにですね、自分ところの商品を売るということをオリジナル商品ですね。実は、昨日が僕の誕生日だったんですけども、6月21日。大安なんでええ日なんで、実は昨日発売したんですよ先ほどの商品。発売したて。インターネットのサイトのiichiというところで、今売ってます。昨日入ってます。昨日1枚売れました。多分出てきますので是非是非。
安)木材の製造、加工と建築だけじゃなくこういう。
足)そうそう、こういう新たな仕事もやってくと次の若い世代の人たちなんかもね、木に対して興味も持てるだろうし、何かこう入りやすい関わりやすいというような形のことも、こちらも仕事のあれとしてやっていく必要があるのかなという気もしていますので。
安)じゃぁもうこれを今から売っていけたらということで。
イクジウッドの足立社長。木にこだわって天然の木で施工からこういった商品開発までやっていらっしゃいます。もしご興味を持たれている方がいらっしゃいましたら、イクジウッドさんのSHOPからこれを買って頂くでもいいと思いますし、直接工務店の方にお問合せ頂いても大丈夫です。もしくは、たんばの仕事のサイトの方でお問合せ頂けましたらお繋ぎさせて頂きますので、もしご興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、是非ご連絡頂けたらと思います。では、足立社長、今日はありがとうございました。