牛糞をたい肥として循環させていく。機械化で効率的、適切に処理する先駆的企業〜有限会社イヨリグリーンコーポレーション〜

米や野菜を作る時、その基礎となる「土作り」をする必要があります。最近では化成肥料 だけに頼らず、自然環境や作物作りのこだわりとして有機肥料を選択する人も多くいらっしゃいます。今日は、牧場から出る牛糞をたい肥として販売するイヨリグリーンコーポレーションへお話を伺いにきました。

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・機械を導入して効率化。牧場と一緒に事業拡大していく。

・牛糞を適切に処理することで、飼育数も増やしていく。出す責任を考えた循環型の事業。

・コロナ禍の今だからこそ、新しい需要に対応していく。牛糞を軸としたたい肥を生産するお仕事。

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本日お話を伺うのは、井寄社長です。

早速ですが、イヨリグリーンコーポレーションの事業についてお聞かせ頂けるでしょうか。

はい、弊社は 井寄牧場から発生する牛糞をたい肥化させて袋詰めにして販売することがメインの仕事になります。 バーク堆肥という樹皮をメインにしたたい肥と牛糞をブレンドして、緑化工事等の公共工事にも出しています。 あとは量販店向けにも袋詰めしたものを出しています。

袋詰めもしておられるんですね、ホームセンター等で売っている肥料ですよね。ちなみに、年間ではどれくらい作られているんでしょうか?

そうですね、今で年間70万袋くらいですね。ざっくりですけど。

一袋15kgとして、約1000万kgくらいですよね。すごい量ですね・・!ということは、たくさんの人数で作業もされているということでしょうか。

いいえ。フルオートメーションの機械を導入しているので、少ない人数で作業しています。 今までの一般的なやり方というのは、牧場から出た牛糞・たい肥をダンプに積んで、田んぼに撒くんですね。丹波市内でもそうされているところが多いです。それが一般的だったんですが、弊社は袋詰めにして販売することを始めました。これが、始めた当初は画期的なやり方でした。

初代の機械が入ったのは僕が中学生くらいの時ですので、35年くらい前ですかね。グリーンコーポレーションの設立は、平成9年です。元々は牧場の社長が兼任してたんですけれども、後を継いで。


機械を導入して効率化。牧場と一緒に事業拡大していく。


イヨリグリーンコーポレーションは、同じ場所にある井寄牧場の中で別事業で設立した会社です。約5年前まで姫路市で事業をされていましたが、事業拡大のため移転してきました。

事業拡大というと、もっとたい肥を作ったり設備を入れる場所を広げるために丹波市を選んだということでしょうか?

姫路市の敷地では手狭だったんです。牧場が丹波市に新しく牛舎を建設すると同時に移転してきました。

姫路市で事業をされていた時と、丹波市に移転してからで変化したことはありますか?

そうですね、やっぱり自分たちのやりやすいように色々考えながら設備を新しく作ったので、作業の効率はものすごく上がっていると思いますね。

今後もどんどん生産量を増やしていく、というお考えでしょうか?

数年後に新しい牛舎ができて牛の飼育頭数も増えるので生産量も増やしていく予定です。


牛糞を適切に処理することで、飼育数も増やしていく。出す責任を考えた循環型の事業。


イヨリグリーンコーポレーションのたい肥となる牛糞。肉牛として販売するために牛を飼育をされている井寄牧場では、今後約2倍の頭数に事業を拡大していくつもりで考えておられます。そうなると更にたい肥を作る必要が出てきます。

処理能力があるので、フル稼働してたい肥を作っていきます。頻繁に牛舎の床を替えることで牛にかかるストレスも少なく、健康で大きく育ち、おいしいお肉になるんです。


それは素晴らしいですね。出したものの事も考えないと、という所ですよね。

たい肥作りは本当に奥が深いんですよ。発酵期間や、色、臭い、長年の経験や勘で堆肥の品質もこだわって作っています。おかげ様でイヨリグリーンコーポレーションの堆肥ファンの方が関西一円におられます。

びっくりされますもん。何故、たい肥で別会社にして事業が出来ていくんやって不思議がられて。確かにびっくりする程は儲からないですけど。でもなんとか何十年もやってこれています。

本当に先を見て事業を考えておられるように思います。

そうですね。創業社長の考え方が元々ずっとそうでした。引き継いだ後も色々と支えてもらいながらやらせてもらってます。本当に勉強になります。

SDGsや持続可能な事業にフォーカスが当たっていますけど、そういった出したものをちゃんと循環させていったり、牛にもストレスをかけないような事業も素晴らしいと思います。

肉牛の業界はどちらかというと今コロナの状況で不況ですけど、たい肥や培養土は、不況の時、人があまりお金使わなかったり、家にこもったりして時間ができ、家庭菜園やガーデニングに興味関心が高まると需要が増えるんです。


コロナ禍の今だからこそ。新しい需要に対応していく。牛糞を軸としたたい肥を生産するお仕事。


それで、家庭園芸向けの培養土を。ということは、これからやっていくというとこですね。

時代の変化や、需要の変化を見極めながら進めていこうと考えてます。

より普通の家庭菜園にも使いやすいように変えていけるという事ですよね。

そうですね、田舎でこそ大きい袋で買ってもらえますが、都市部へ行くとそんなに売れません。例えばマンションのベランダでミニトマトを作ったり、少しだけ使えるような20リッターとかそれよりもっと小さな袋で、自転車のカゴに入って力をかけずに安全に持って帰れるぐらいにしていけるように考えないといけないですね。

小さい袋もこれから考えていかれるということでしょうか。

考えていく予定です。伸びてくると思います。ベランダや狭い庭でも栽培できて、ご家族と共に成長していく植物を見て癒され、実ったものは食卓へ。素敵じゃないですか?

そうなると、本当に機械を入れず人間だけの力で生産しているところは難しいですよね。

そうですね、機械でやるから思い切って作れるところはありますね。

実際に働きに来られた方のお仕事としては、どんなことをされるんでしょうか?

基本的にはたい肥の生産にあたって頂きます、生産ラインの管理であったりとか、重機の操作であったり。

製造には何か免許が必要だったりするんでしょうか?

そうですね、 重機に乗ってもらう場合は車両系(整地)の免許と、あとフォークリフトの免許ですね。持っておられるともちろんいいんですけど、来ていただいて取ることも可能です。生産ラインの管理では、特に必要ありません。

あまり派手な仕事ではなく、地味な作業になるのでコツコツとまじめな方が良いなと思います。機械や工場内の清掃等は大変ですが、重機や機械を動かすので体力や力が無いとできない、という仕事では無いですよ。

イヨリグリーンコーポレーションを訪れた時から、ご案内してもらっている間も終始作業場の清潔さに圧倒されました。牛舎とたい肥生産の工場でこんなに綺麗な職場も珍しいと思います。創業社長の頃から変わらず、出したものをきちんと責任持って使っていく、繋いでいくと同時に、牛や田畑のことも計画的に考えておられる印象が強い会社でした。ある意味たい肥を生産するお仕事として「農業」にも関わるお仕事ではないかと思います。

《フルタイム職員募集詳細》

求人番号 28130-791211
求人情報の種類 フルタイム
事業所名 有限会社 イヨリグリーンコーポレーション
代表者名 代表取締役 井寄浩至
所在地 〒669-3307 丹波市柏原町石戸14
職種 生産ライン管理
雇用形態 正社員
年齢 59歳以下
就業時間 08:00~17:00 時間外あり(月平均5時間)  
休憩時間120分
賃金 月給 基本給(月額平均) 200,000円~300,000円
就業場所 〒669-3307 丹波市柏原町石戸14
福利厚生 通勤手当:実費支給 上限あり(31,600円/月まで)
加入保険:雇用 労災 健康 厚生
退職金制度なし

※この求人情報は、ハローワークが受理した求人票から、その一部を抜粋して掲載しています。さらに詳しい情報はハローワーク求人情報をご覧ください。

※内容は、掲載時から変更になっている場合がございます、詳しくはお問い合わせください。

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