社長対談Movie#11〜林業の六次産業化。森を管理し、製材加工し、建築として地域に根付く産品としていく。〜株式会社栄建・足立社長

https://youtu.be/cmVs4zEKXw8

安)こんにちは。

たんばの仕事ローカルキャリアオンライン。

本日は林業をやっていらっしゃる「森のわ」さん。そしてその木材を加工している「木栄」さん。そして丹波産材の木材を使った建築の「栄建」さん。三つのグループ会社を経営されておられる、栄建の足立社長にお話を伺いに来ました。どうぞよろしくお願いいたします。

森のわさんで木を育てて伐採をされて、木栄さんで加工をされて。それで最後、建築のところで栄建さんの経営をされていると思うんですけれども、やっぱり丹波市の木材と言うのは他の木材とは違うものなんでしょうか?

【丹波市産の木について】

足)丹波市は寒暖差が激しいので、農作物と一緒で良質な木材が育つと言われています。一番大事なのは、丹波市近隣地域でその木材を使うと言うところが一番良くて。逆に丹波の木を暖かい地域に持って行ったり他の地域に持って行くと、それは良い木材とは言えない。

安)やっぱり木材にしても木が育ってきた環境に一番適した育ち方をしていっていると言う事ですね。

足)そうですね。木は製材をして家となった後も生き続けますので、呼吸をしたりしていきますので、自分の育った環境で家に形を変えた後もそのままの環境であり続けることが木にとって1番負担がかからない状態になりますね。

安)それを「根を張る」と言う表現をされていると言う事ですね。

足)そうですね。

安)すごく、そこに思いをお持ちなのかなと言うところが、ウェブサイトを拝見させていただいて思いました。建築として使っている木材が丹波の地に再び根を張ると言う印象だと思うんですけれども、会社としても丹波市に根を張るというかそこを拠点にビジネスをされていると言うことに対しても何か拘りがあったりされるんでしょうか?

足)そうですね。この地域で僕も育ってきて、こうやってビジネスをさせていただいてますので、地域が元気じゃないと僕たちも元気でいられない。

安)工務店として建てるところも丹波の人たちと一緒に?

足)出来る限り使う木材もそうですし、携わる人間もできるだけ地域の近くの方ですね。それはお客さんにとって急なメンテナンスの問題とかもありますので、急なことにも対応できるように、できるだけ建築場所に近いうちの信頼できる協力業者さんに入ってもらって家造りをしていると言う形ですね。

安)なるほど。すばらしいですよね。工務店さんだけっていうところもあるし、製材だけやっているという会社さんもあると思うんですけれども、森の管理から製材から建築までというのを、六次産業化と言う部分があると思うんですけれども。それって会社としては3つの一次産業、二次産業、三次産業というのを合わせていこうと取り組み出した時期とかってあるんですか?

足)2016年ですかね。丹波市で豪雨災害があった時に、僕はちょうどその時に商工会青年部の部長をしていて。

毎日全国の青年部員がボランティアに来られて、それに携わっていたんですけれども、一番身近で災害を見たときに僕は木は多く使うと山は良くなると信じてずっとやっていたんですけれども、現実問題丹波市の森林整備は全然進んでいなくて。それだけが原因で土砂崩れがあったわけではないんですけれども、やっぱり自分でも直接もっと森林整備を促進せなあかんなと言うことで、「森のわ」と言うのを立ち上げたんです。

安)そうなんですね。そこから。

足)そうですね。それが1番大きかったんですけれども。その中で山の現状を危惧するだけではなしに、僕自身もただ住宅に木材を使うだけじゃなくて本当に自分自身に木が好きなのかどうかを問い直した時に、林業の事は知っているようであんまり知らんなとなって。僕の父親は製材職をしていて。僕のおじいちゃんというのは山の森林整備に近い、素材業者というのをやっていたんです。ひいおじいちゃんが丹波の青垣町で大工をしていて。ずっと木に携わる仕事を代々してきて。僕は建築の方しか知らなくて。製材職は父親の会社をやっていた時にある程度は知っていたんですけれども。木を売る立場の人間がもっと木を好きでないとダメやなと言うことから、もっと深く木のことを知りたいなと言う思いもあって林業の会社を始めたと言うところですね。

安)なるほど。普通六次産業化というと一次産業やっている会社が二次産業三次産業と進んでいくことが多いと思うんですけれども、社長はどちらかと言うと三次産業から一次産業。二次産業は元々あったんですね。それもまた珍しい話ですよね。

足)ずっと建築の方を14年前に立ち上げてやってきて木が入ってくるのは当たり前やと思っていたんですけれども、ただ木を仕入れて売るんだけではなしにうちは良い木を安価で提供したいなと。安い木を安く売るんではなしにお客さんの求められている強度とか以上のものを提供したいなと言うことがあって。色々と山から製材所、そして建築に至るまで色々と考えてみていく中でかなり無駄が多いなという思いがあってですね。製材所から建築という無駄は元からなくしていたんで。ただ山の事はあまりわからなくて。六次産業化の一番の目的と言うのは、山の直売ですね。産地直送を住宅でもできないかなと。その無駄を省いてその分、家を建てるお客さんと山主さんに利益を還元できひんかと言うところが一番大きなところで始めたと言う事ですね。

安)なるほどですね。結局それで山を持っている人が儲かって流通コストも抑えられて。最終的に家を建てるお客さんにも建材を安くご提供すると言う事ですね。

ホームページを見せて頂いたところでコミュニティーの話しをさせていただければと思うんですけれども。

【コミュニティーについて】

安)丁度、今森の環境のところからツアーをされていらっしゃると言うことをもう少しお伺いをさせていただければと。

足)うちが今六次産業化をやる中で、家を建てられる方がですね今現在木材が国産材なのか外材なのか。木材自体が強度がある物かない物かも分からないまま建てられている方がほとんどでして。家って一生に一回の買い物と言われる位、やっぱり高価なものなので。ただ家を買うのではなしに家造りを一連の物語として一生心に残るようなものができないかと僕たちで考えたんですけれども。山に立っている木が実際に倒れるところ。それが運ばれて角材になって、それが家になるところの一連の流れというものを見てもらって家造り自体をもっと楽しんでもらえないかなぁとツアーを始めたんですけれども。実際お子さんとかも木を切って体験もしてもらって、自分の切った木の切れ端を持って帰ってもらったりする姿を見ていると、ただ家を売るんではなしに家造りも少しでも楽しんでもらえているのかなあという思いもありますね。

安)なるほど。「僕もあの仕事をしたい」となる可能性も絶対ありますね。

足)まぁ家って家族が集まる唯一の場所なんで、そこに思い出とかですね、家族みんなで作り上げた家っていうのを子供たちが大人になっても一生覚えているような、そんな大きなイベントになったらいいかなぁと思いますね。

安)もう一つ、コミュニティの話でマルシェをされていると聞いたんですけれども、どんなことをされているかお伺いさせていただければと。

【マルシェについて】

足)建築とは直接関わりは無いんですけれども、地域の主婦の方が集まる場所というのが子育てセンターといって子どもさんが本当に小さい時はあるんですけれども、子どもさんがある程度手が離れた時とかにあんまり集まる場所がないと言う話になって。うちのところで事務所を貸してもらえないかなということで、地域の作家さんですね。趣味をされているような、アクセサリーとか商品を家の方で展示販売させていただいてですね。月に一回ワークショップという形で地域の作家さんが地域の方を呼んでワークショップを毎月していくという様な形で。どちらかと言うと女性に特化したコミュニティーの場を作るということをしているんですね。

安)それは別に木に特化したアクセサリーとかではなく?

足)もう全くそれは関係なくですね。目的は地域のコミュニティの場を作りたいと言う事ですからね。

安)なるほどなるほど。

今回たんばの仕事と言う求人情報のサイトに載せさせていただきますので、今現在求人しているとかでなくても大丈夫なんですけれども、どういった方が会社に来て欲しいとか、どういったお仕事があるのかということについて最後にお伺いさせて下さい。

【どんな人がきて欲しいか】

足)僕自身がですね、14年前に栄建というのを立ち上げてですねやってきたんですけれども、やっぱし途中苦しい時もあってですね。売り上げがいかへんということで、売り上げ主導主義というか、そっちになった時期も正直あったんですね。けれど、その時自分自身に嘘をついているような感じがあって、すごくしんどかったというのがあって。それをスタッフにも共有していく中で、自分が何のために社会に存在しているのか。自分自身がまず仕事に対してやりがいとは言いませんけれども、何のためにしているのかなと言うのを考えた時に、お客さんは大事なんですけれども、お客さんに喜んでもらうことで自分自身の心が豊かになるというのがある。当然売り上げも大事ですし、利益も大事なんですけれどもお客さんに喜んでもらった結果が利益になるというような会社作りに切り替えな自分自身がパンクしてしまうし、そういった思いを持ってやってもらえる。同じ思いですね。仕事ができるできないじゃなくて、お客さんのため山のためにしたいなという様な、ちょっと青臭いですけれども、そういう思いを持った人材であれば、喜んで一緒に仕事をしたいなと思えるんです。

安)本当に。時代には寧ろ沿っているんじゃないかなと思います。

足)そうなんですかね。ちょっと青臭いというか。

安)いや、本当に優秀な人ほど環境のことであったりとか、全体感を良くしていく仕事に自分が携わるっていう事について、価値を置いている人が多いんではないかなと最近思うところがあって。そういう意味ではもうほんとバッチリですね。

足)そうですね。建築に携わる設計と施工と営業とありますけれども。

安)施工は現場監督みたいな?

足)そうですね。

安)結構ジャンルは多岐にわたるんだけれども、元々ある芯というかそういうところを共有できる人にまず来てほしいと言う事ですね。

安)本日はありがとうございました。本日は一次産業の森林を守るところから建築をするところまで、六次産業の建築をされている栄建の足立社長にお話を伺いました。ありがとうございました。

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