【社長対談Movie#12】アプリ開発で林業に起こすイノベーション。DMMと資本提携した森林管理アプリとは?〜株式会社mapry~<IT・通信>
- 2021/3/30
- 技術職

安)こんにちは。たんばの仕事ローカルキャリアオンライン。
本日は森林の在庫管理をするようなアプリを開発されている、株式会社mapryの山口社長にお話を伺いに来ました。どうぞよろしくお願いいたします。
ちょっと改めましてなんですけれども、今回株式会社mapryさんの求人ということで、どんなアプリケーションを開発されているのかを説明いただいてもよろしいでしょうか。
【どんなアプリを作っているのか】
山)今、DXって結構流行っていると思うんですけれども、林業のDXとかその中心で森林なので農業とかも関係していて、農業関連のDXとか。広い地域なので測量が結構メインになってくるので測量関係のDXみたいな形のをやっていまして。簡単にはGISという地理情報のシステム。分かりやすいところだとGoogle マップみたいな一般的に使われているようなGISのツールではなくて、どちらかと言うと地域のローカルな情報ということで。森林向け、森林に関わる方。獣害だったりとか、木材生産だったりとか、土砂災害の防災回りとかそういったことに対してしているサービスになります。
安)こういうiPadみたいなのをかざして?
山)そうですね。
安)あれはどういう仕組みで?
山)GISと言うとちょっと分からないと思うんですけれども、地理情報と言う「このエリアにこういった情報が色々あります」というのを確認するようなシステムになっていまして。アプリケーションとしてファインダーと言われているような、光で測定して距離時間を測定して物体の形とかを出したりとか、距離を出したりとかしていくようなセンサーを使って取ったりとか。もしくは赤外線で。赤外線にもいろいろ種類があって、温度を取ったりとか色々ありまして。そういったものを取ってくる。いわゆる全てがセンシングと言われている。その中でも結構最近流行っているのがLiDAR。iPadとかiPhoneにもLiDARのセンサーが付いていたりしていて、それを使わせていただいて自動でやってしまうと言うことをやっています。
安)なるほど。使用のイメージとしては、それで山のどういう木が今どれぐらいあるかっていうのを、例えば木材屋さんから確認して、この1ヵ月はここを切っていこうみたいな計画を立てるためのツールみたいなイメージで。仰っておりましたけれども、いずれは木の種類とかまでもデータに残せるように?
山)そうですね。前回そうだったんですけれども、もうできました。何なら木があって木を撮るところだと一部分だけ撮って直径を出せて、木全体のモデルを作ると言うことをやっていて。それをベースに例えば製材をどうしようというのも、木が立っている状態、切る前の状態で川下の方からどういう風に使おうかというのがデータで出せるかなぁと。
安)木材の種類によって使い方や最終の売り値も全然変わってきますもんね。
山)そうですね、はい。
安)全然違うので、その何でもかんでも薪にしたらいいと言う事でもないですしね。
山)そうですね。人的に私とエンジニアと2人で主に、去年で2年経ったんですけれども。DMMと言うところから資金調達、資本提携をして。そこから今2ヶ月弱位で10人ぐらいになったので、そこでちょっと一気に進めているところではあるんですけれども。まだまだ年内は20人越えないととか色々あるので、絶賛募集中です。
安)奈良県ご出身で身近に感じていていたものを、何か自分のスキームで立ち上げられないかと考えてやってみた結果問題が色々見えてきて。今ここに至るみたいなイメージですか?
【なぜこの仕事を?】
山)森林に関しては木材生産以外の多面的な機能と言われている、水の循環だったりとか、土地災害だったりとか、CO2の吸収元だったりとか、レクリエーションだったりとか、いろんな多面的な機能があるので。面白い魅力を感じたっていうのが一つと。日本って森林大国で7割弱は森林なので、森林として吸収源。唯一のCO2の吸収元なので、こういったところの管理っていうのやっていかないととか。土地災害として4.5年ぐらい前にあったりとかしたので、そういったところを解決しないと地域、地方は良くならないなと思ったので。まぁそういった広い意味で地方を良くすると言う意味で、森林をやったと言うのが結構一番の目的で。mapryとしてはそこ向けを中心にサービスを作っていると。
安)なるほど、それは絶対必要ですね。
山)現場の方が楽になるようなものを作ろうと思ってやっているので。
安)3つ目の質問になるんですけれども、今回はエンジニアさんの募集ということで、どういったことができる人に来て欲しいとか、もしくは単純にこういうことに興味がある人だったら来てから学んでもらうことも可能だよ、みたいなのをもしあれば。
【求める人材】
山)理想で言うと、やっぱりある程度技術のスキルがあって経験があってという方に来ていただくのが一番良いと思うんですけれども。まぁ、やっぱり地域を良くしたいというか、もっと自分でエンジニアとして地域のことに直に触れながら。移住しなくても良いっちゃ良いんですけれども。据えながらサービスを作りたいとかと言う方に来て頂きたくて。未経験でも本当に良くて。未経験でもいいと言うのは自分で何も勉強していないというのはダメなんですけれども、やっぱり自分で仕事の経験としてはないけれどもプログラミングだったりとかそういったものを自分で勉強していて、何かしらを使ってやっているとか。最低そこライン以上の方には来ていただきたいなとは思っています。
本当、こちらだと来ていただいて移住していただいて、逆に畑とか興味があればそこも自分でやって家庭菜園とかやっていくのもありだし。そういったところも他の都会の広さ。IT以外のことも色々経験ができると。ただやっぱりリモートが今は中心なので、よくコミュニケーションとか問題なくできる方はフルでリモートでも全然問題ないので。働き方に関しては本当に拘りがなくて。できるだけ希望をお聞きして。ただやっぱりコミュニケーションとか難しい面に関しては来ていただくと言う形はしたりしているので。できるだけ希望をお伺いしたりはしていますね。
安)逆に言えば、じゃぁ東京とか大阪に住んでいらっしゃって、こっちの仕事をリモートでやってもらうと言うのも?
山)全然ありですね。
安)例えば副業とか…
山)副業だけはどうしても行政さん関係があるんですよね。基本はだめって言ってましたね。関係ないことは良いんですけども。
安)例えば、向こうが本業で何か持っていて休みの日にやるとかいうのも?
山)基本今はやっていないですね。
安)完全に入ってもらってやるという形ですね。
山)はい。農業をやるとかだったら全然良いです。関係ないので。
安)じゃぁ週4日はmapryで働いて、農業をやるとか言う場合は全然オッケーということですね。それもいいかもしれないですね。面白い求人の形です。
本日は森林管理のアプリ開発をされている株式会社mapryの山口社長にお話をお伺いしました。本日はありがとうございました。