【社長対談Movie #15】娘婿としてIターン&飲食業へのキャリアチェンジから継業。会社を共に創る右腕を求む!〜株式会社若駒~<飲食業>
- 2021/9/24
- 一般職

安)こんにちは。たんばの仕事ローカルキャリアオンライン。本日は、株式会社若駒さん。「若駒」さんという和食のお店と、「錦州亭」さんというレストランを2つ経営されております、金子社長にお話を伺いに来ました。どうぞよろしくお願い致します。
金)よろしくお願い致します。
安)若駒さんと紀州亭さんのお話からちょっと聞きたいなと思うんですけれども、若駒さんの外観は姫路城のイメージですよね。
金)そうですね。
安)あれって先代のお父さんが建てられたんですよね。趣味で作ったみたいな感じですか。
金)そうですね。うちの先代がお城が良いということで、お城と言えば兵庫県の姫路城がメインやから白鷺城と言われる白いお城を建てるんやという思いで建てたお店ですね。お客さんがね「お店ってどういう感じのお店なんですか」と言われた時には、「お城のお店です」「分りました」と。これが1番のPRなんですよね。
安)なかなか面白いブランディングですよね。金子さんは先代のお父さんの娘さんの旦那さんということでしたね。お婿さんとして来られて。何年前でしたか。
金)えーともう17年前になりますね。
安)どうでしたか、こっちに来てみて。
【店を継ぐとは】
金)元々、私も大阪で営業マンとかをしていたので、料理については学生の頃にアルバイト程度で。こちらに来て仕事を手伝うというのは、基本営業的な形でまず始めは入ったんで、その辺からスタートしたという形なんですけれども。
安)そこから料理人に変わったのって。
金)元々アルバイトで昔学生の頃から料理はしていたので、ホールで暇な時とかね「私も厨房の方手伝います」とか手伝いをしていましたので。でも、やっぱりやるからには色々全部やらなあかんという思いもあったし。何のためにこっちに来たのかっていう事を考えると、この店を任されて最終的にやっていかなあかんと考えたら、全部やっていきたいなと。
安)そうか、じゃあ料理人から入っているのではなくて、全体のことをやっていて料理もやるべきだと。
金)先代もね、料理長兼オーナーですからね。やっぱり、そのスタイルというのがあるんで必然的に私もそういう形にはなっていくんで。
安)継業するという形で社長を代替わりされたんですか。
金)そうですね。4年前に交代して、今は私が社長としてやっておりますね。
安)何かこう、やっぱり社長になってからとなる前では全然違うでしょうか。
金)そうですね。元々従業員としてやっていることと、社長という立場になってくると、やっぱり見る目も考え方も180度変わってくるというのがあって。上手いこと周りと調和できるようにしていかなあかんなということを考えるようになったし。やっぱり皆さんの生活というのが必ずあるので。一個人が頑張れば良いということではなくて、やっぱり会社として全体を見て自分も一緒に頑張っていかなあかんということを考えさせられましたね。
安)なるほど。働いている方がどう幸せであるかとかも、考えないといけないということですよね。
金)やっぱり働き方改革とか。ああいう中で、皆さんゆとりが段々できている中で、飲食店はそういうことがなかなかできないんですよね。それやったらせめて飲食している中で、仕事をしている中で、楽しくできるように。チームとして仕事が出来るように、飲食の世界もやっぱり変わっていかなあかんなと。
安)やっぱり、それは確かに金子さんが飲食の叩き上げっていう訳でもなく、営業の仕事から飲食に変わったから。
金)そうですね。そういうのもあると思います。やっぱりこの時代、変わっていかなあかんなというものもあるので。良いものは良いものとして残しておくし。変えていなかあかんものは変えていけるように。
安)今回のたんばの仕事は、どちらかと言うと都市部で働いている方が丹波市とか田舎に来た時に、お仕事として選べる選択肢を色々、こちらとして「こういう人がいますよ」っていうの提示したいというのでやっていて。金子さんとしてはこういう人が来てくれたらうちの会社としてはありがたいなというのがちょっとあればお話しいただければ。
【求める人材について】
金)昔と違って今は広告媒体がwebとかが普及してきていますので、やはりSNS関係で色々できる子が欲しいなって思いますね。別に専属でうちで働くって形でもそれは嬉しいですし、または別のところに所属しているけれども「こんなんしてくれへんか。やってくれへんか。」って伝えたらすぐ動けてくれる人間がいいなと。そういう子がいるとすごく助かります。
安)なるほど。副業として関わってもらうみたいな。
金)そうですね。
安)それは面白いですね。
金)それと、まああとは本格的に「料理もしたい!」と思う人はいつでも来てもらったら、別にキャリアとか経験とか技術がなくても「1から頑張りたいんや!」と。そういうサービス業や料理を作るのが好きなんやという人は、いつでもうちは受け入れさせてもらうんで。
安)普段、趣味でSNSをいっぱいやっている人で、ちょっとこうお料理の仕事をアルバイトでやっていたみたいな人が興味を持ってきてくれたらベストですよね。
金)そうですね。
安)普段の仕事もしつつ、SNSの発信もしてくれるみたいな。最高ですよね。
金)そうですね。あとまあこういうね、丹波市という田舎の場所なんでね。こういう田舎を好きになれる人がいいんじゃないかと。やっぱり都会と違ってのんびりした感覚もありますし、派手さはないですけれども。やっぱり自然豊かな場所で魅力的な発信をされる方もいらっしゃるし、野菜も美味しいですし。そういうことが好きな人が、好きな人がやっぱりここに来てやるのが一番良いんやろうなと。
安)先代の会社を金子さんが引き継ぐ時に、金子さんもやっぱり一番下からちゃんと積み上げていって10何年経ってやっと認められたというか、こいつに任せようという信頼を得たと思うんですけれども。そういう自分が社長になった時に、本当に右腕みたいに一緒に会社を盛り上げていってもらえるような人材とかが来てくれても良いのではないかなと思ったんですけれども。そういう人とかってイメージというか、こういう人と働きたいみたいなのもあったりしますか。
金)それは、理想とするのは会長が言っている事は大体分かっている。会長がおらん時も会長やったらこんな感じで言うんだろうな、説明するんやろなって理解してるんでね。やっぱり阿吽の呼吸なんやなと。私もそこで育っているので。私が例えば現場にいない時でもちゃんと僕の思いや考え方が分かってくれる人ですよね。
安)結構年月がいるという事ですね。
金)そうですね。そりゃ一緒にね付き合っていかんことには相手のことって分かりにくいこともありますけれども。
安)最後に代替わりをされて、若駒さんと錦州亭さんを今までやっていなかったけれど、金子さんはこんなことをちょっとやってみたいなとかがあれば少しお話ししてもらえたら嬉しいです。
【これからの会社としての取り組み】
金)この先どういうことを考えているかというと、飲食というのは元々お客さんがお店に来て頂いて、私たちが注文を聞いて、料理を出して食べて帰って頂くという。本当に単純なビジネスモデルやったと思うんです。ただ、今の現状そういう事はできなくなってきていますのでじゃあどうしようかと思った時に、店の味というものを外に出していこうかと。
店内で食べるのではなくて、外に1つずつ何かを出していこうかと考えておりまして。現状うちの若駒のレストラン錦州亭の方でうどんを出しているんですけれども、これが30年近くお客さんからも大変美味しいと好評いただいているので、このうどんの出汁を商品化しようと。今年コロナ禍の中でそのうどん出汁を商品化することに成功したので。それを今良い状態で販売させてもらっていて。そういった形で一つ一つやれることっていうのを、うちの商品をちょっとずつ外に輸出していこうと。
安)なるほどなるほど。
金)業態を変化するというわけでは無いですけれども、そういった形をやっていこうかなと。
安)そういうことですね。金子さんありがとうございました。本日は和食の若駒さんとレストラン錦州亭さん2つを経営されている金子社長にお話をお伺いしました。ありがとうございました。
金)ありがとうございました。